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新しい人工知能技術開発 と CPU頭打ち と日本

昨今、人工知能分野において技術的ブレイクスルーがあり、グーグル、マイクロソフト、アップルなどが巨額資金をつぎ込んでAIに関する更なる技術革新や市場化に向けて動いています。AI技術が更に進むことで数十年後には人類の脅威にもなりうるとホーキングが発言して話題にもなりました。 

しかしその一方でコンピュータの中核であるCPUの演算能力が技術的に頭打ち、市場はインテル一強、市場寡占化状態となっていることもあってか、ここ数年はほとんど演算能力が上がっていません。そのことに対して小さな改善は行われているようですが、多くの計算を必要とする新世代人工知能、3DCG関連、物理シミュレーション関連、科学解析関連等々では演算能力が上がらないことに困っています。特にディープラーニングを軸としたAI開発では膨大な演算能力を必要としより高い演算能力をもつコンピュータが求められています。
 
このような状況ですと、資本力のなくそれなりの規模のスーパーコンピュータ設備を保有できない中小企業は、人工知能技術開発競争に参加することすらできません。 
(たまに今話題のAIというキーワードからの日本企業の商品がニュースになりますが、すごくショボイ20年ぐらい前のAI技術を使ったようなお掃除ロボットだったりという状態です。) 

IT革命と呼ばれたここ20年のインターネットを中心とした新産業の成長は日本は劣勢でしたた。

次世代AIという画期的で将来の産業構造、雇用形態、ライフスタイルを大きく変革するとまで言われる、新しい人工知能開発競争、日本はこのまま開発競争に乗り遅れ一部の企業だけがなんとかアメリカのAI関連企業にぶら下がるだけのITの二の舞いとなってしまうのでしょうか?

みんなの回答

回答No.2

次世代AIという画期的で将来の産業構造、雇用形態、ライフスタイルを大きく変革するとまで言われる、新しい人工知能開発競争、日本はこのまま開発競争に乗り遅れ一部の企業だけがなんとかアメリカのAI関連企業にぶら下がるだけのITの二の舞いとなるでしょう。 日本は、英米などのAI先進国が投資し、開発してくれる人工知能を賢く利用し、オタク文化と観光で繁栄してゆく道を選んだのです。 高校・大学教育における理科系教育の冷遇と選択科目化、学費負担に関する理科系学生の負担増などから、日本の政策は明らかに、文化系の方々が中心となって推進するオタク文化と観光産業にシフトしている事が分かります。

  • 92128bwsd
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回答No.1

このお話は学術研究、基礎開発、応用技術、ハイテク産業と言ういくつかの違う側面の話があるので一言で言い表すことは難しいですが、ハイテク産業と言う意味においては継続してアメリカなどのシリコンバレーを中心とした起業に追いつけず引き離されている状況と思います。可能性のあるものに早い段階から投資をして、グローバルなプラットフォームを作る力は残念ながら日本企業にはありません。日本企業だけでなくアメリカ以外の企業でも足元に及んでいないと言うのが現実でしょう。 アプリケーションやクラウドソリューション、IoTのような応用技術に関しては、最終的にはシリコンバレーの投資や企業に吸収されるかも知れませんが、日本で新しいアイデアにチャレンジしようと言うベンチャーがなかなか出てこないことが問題で、これは今後変わる可能性はあると思います。学術研究、基礎開発に関してはそんなに捨てたものでもないと思いますが、産業化する時点でアメリカ企業に取り込まれないと世界規模になれないと言うのが問題で、ただ大規模投資してくれるところがあると言うことと、日本でのネットワークが途絶えなければ悪い話ではないと思います。シリコンバレーは物価や人件費が高騰しているので、円安の日本のような質の高い研究開発が低コストで行われている国は今後その領域では良い投資対象になるのではないかと思います。Deep Learningやロボットでもシリコンバレーの企業が日本の研究者、技術者に投資をしたりリクルートしたりと言うことが起こっていますね。 やはり課題は、大規模産業が育つ土壌が弱まっていて、国の経済と歳入と言う点と思います。