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平野啓一郎さんは佇まいがすごくカッコよくて?
平野啓一郎さんは佇まいがすごくカッコよくて憧れてしまうんですけど、申し訳無いんだけど、作品そのものに対しては、爆発的な話題性がある、というには程遠いんじゃないですか? ただ単に活字離れが進んでいるせいでしょうか?平野啓一郎さんは文学界で、あるいは出版関係者の間で、どんなふうに評価されているんでしょう?
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>作品そのものに対しては、爆発的な話題性がある、というには程遠いんじゃないですか? 芥川賞をとったときは「三島由紀夫の再来」と騒がれたものですよ。「天才新人純文学作家現る」という感じでしたね。 平野さんが芥川賞をとったのは第120回のときですが、第116回のときは辻仁成さんと柳美里さんがW受賞になったのですが、文学界の評価は「どっちにするか決めかねたのでW受賞にした」という感じでした。次の第117回が目取真俊さんでしたが、この人はその後ほぼ消えた感じですね。消えてはいないんだろうけど。そして第118回は「該当作なし」となりました。 雰囲気的に「どうも最近の純文学は低迷しているなあ」という感じでしたね。そこに平野さんの「日蝕」が出てきて、こいつァとんでもないやつが出てきた!という感じでした。当時平野さんが京都大学の学生だったというのもまた大きな話題になりましたね。
お礼
やっぱりそんなにすごかったんですね…(汗)印象深いご解説をいただき、ありがとうございました!