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芥川賞で取る前と有名になると、、、?
芥川賞で19歳作家とかって、今年?話題になりましたが、 芥川賞って各、出版会社から選ばれた作家が最終的審査 で賞をとるらしいのですが、そもそも、無名の作家が 出版社に出向いて作品提出しても読んで頂けるのでしょうか? また自分の作品がパクられる事なんてあるのでしょうか? 高校生作家とか話題になったのは、なにかのコンクールで 入賞してそこから、出版社がバックアップしてるのでしょうか? 例えば、アイドル歌手を育成する場合、小学生から育て あげた方が、数年後ドル箱扱いになるみたいな腹積もり とかって出版会社ってあるんですかね? また、若くして、有名な芥川賞なんかの賞をとった 場合の作家って、慌ただしく生活環境変わる中で、次回 作なんてすぐお願いしまいますとかってなるのでしょうか? 本の業界は全く知らないので、作家さんとかって どういうふうになるのかもよくわかりません。 作文用紙とかに書いて提出してるのですかね? それともワードなんかでやってるのですかね?
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>出版社に出向いて作品提出しても読んで頂けるのでしょうか? すでに出版された作品の中から芥川賞は選出されます。従って芥川賞を取るためには、まず小説家としてデビューすることが先決です。 >また自分の作品がパクられる事なんてあるのでしょうか? ご質問の主旨を詳しく聞かないと正確には回答できませんが、可能性としてないとは言えません。 >入賞してそこから、出版社がバックアップしてるのでしょうか? 高校生だからというのはあまり関係なく、新人賞受賞をステップに活躍するのが、小説家の一般的なルートです。新人賞を受賞した作家は注目もされますので、出版社としてもそれなりのバックアップをすることが多いです。 >数年後ドル箱扱いになるみたいな腹積もりとかって出版会社ってあるんですかね? ありません。一般的に芸能人はプロダクションに所属しますが、小説家は一匹狼です。ひとつの出版社が小説家を抱え込んで育て上げるという風習は小説界にはありません。 >次回作なんてすぐお願いしまいますとかってなるのでしょうか? 当然そうなります。小説界も売れっ子作家の奪い合いですから。 >ワードなんかでやってるのですかね? 人それぞれです。手書きの人もいれば、パソコンで印刷してくる人もいます。ただ最近はパソコンを利用して執筆する人が大多数と思われます。
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- aminouchi
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いくつかの質問が入っていますから順にお答えいたします。 まず芥川賞の選考対象を明確にいたしますと「各新聞、雑誌(同人誌を含む)に発表された新人の小説のうち最も優秀なものに贈られる」となっています。 賞の選考過程は芥川賞の場合、文芸春秋社の社員(編集者)が主要な新聞・雑誌・同人誌・自費出版本などを読み、新人の作品を探します。こうしてあげられた作品を数人の編集人が読んで第一次選考・第二次選考を行い、数点の作品に絞ってから選考委員である作家諸子に送って読んで貰います。で、選考委員はそれらの小説を読んだ上で選考委員会の当日に集まって議論して受賞者を決めるわけです。 ですから、持ち込み原稿は直接的な選考対象になりません。それが雑誌に掲載されてはじめて対象となります。なお、同人誌に掲載されたものも対象ですから、下読みの編集者はかなりの量の小説に目を通しているはずです(もっとも、各出版社の編集者は常に新人作家を捜していますからそうしたことも日常業務のうちでしょう)。 人の作品をパクっても、たいていバレます。といいますか、パクるといっても内容・筋書き・作品中のエピソードなどを盗用する場合と全体を自分のものとしてしまう場合とがあると思いますが後者は一発でバレます。なぜなら、人には文体というものがあってそれが個性となるからです(このサイトで別IDで回答する人がいますが複数ハンドルはたいてい判ってしまいますよ)。前者の場合でもたった数行の文が盗作として問題となることがあります。なによりも、人の作品をパクるような程度のものでは受賞まではいかないでしょうね。 次に作家を育てるということですがこれはあります。ただし、受賞前ではなく受賞後ということになりますが。つまり、まぐれ的奇跡的に芥川賞(あるいは他の新人賞)をとれたとしてもその人に資質が足りない場合、編集者によって何度も書き直しを言われたり、相談しながら書いたりして育てられるということはあるようです。作家の夢枕漠が書いていますが、プロの作家というのはホームランか凡打かというのは許されず、常にヒットを打つことが要求されるのです。そのヒットが単打か二塁打かホームランかの差はあるとしても、常に読ませるものを書けなければならず、マグレ受賞的な新人はここで脱落してしまいます。こうして何度も書き直しながら作品を発表し続けているうちにダメ出しもなくなり、多くの編集者から執筆依頼が来るようになれば一人前ですし、売れっ子作家となっていきます。逆にベテラン作家であっても作品が詰まらなくなってきたり筆力が衰えてきたとみなされれば執筆依頼が減り脱落することになりますから厳しい世界です。 つまり、作家として食べていくためには、出版社からの執筆依頼がなければなりませんが、芥川賞は世間の注目度も高いので、受賞作家にはすぐ原稿依頼があります。けれども、受賞後第一作は水準以上のものが要求されますし、上に述べたように編集者のダメ出しを通り抜けなければなりません。そして2作目がまあまあ以上の評判をとることによってようやく作家としての第一歩を踏み出したと言えるでしょう(スタートをきるには芥川賞は有利な踏み台です)。 最後に、原稿の書き方ですが、芥川賞はともかく上の通りなので、他の新人賞ですが400字詰めの原稿用紙に書くのが基本です。手書きの場合はそのままですし、ワードなどのワープロを使う場合もたいていは20×20の形に印刷しておうぼしなくてはなりません。作家として原稿依頼を受けてからは、ある程度自分の好きなようにできるようになっていくようですが、原稿料は400字詰め原稿用紙一枚につきいくらというのが普通ですから計算しやすい形でかくのが普通でしょうね。 質問が多いので回答が長くなってしまいましたが、悪しからず。
お礼
ありがとうございます。 芥川賞は応募方式ではないのは知っていたので、最初に「出版会社から選ばれた作家」と書いたのですが、意味が伝わりませんでした。「最終的審査で賞をとるらしい」って書いたので、その前は応募するような感じに回答者皆様に捉えられたようです。わかりずらい質問で、すいませんでした。それで、新聞・雑誌に毎月掲載される若手 新人作家などはどのように、選ばれてまずは、デビューするのかな? とちょっと疑問に思ってました。例えば、出版社に出向いて作品提出しても読んで頂けるのかなぁ?とか最初のきっかけって様々だと思うのですが、まず、第一段階として、。芥川賞と切り離して考えて、まだ、なんの雑誌にも載った事のない作品が、例えば、高校生みたいな なんちゃって作家が出版社に出向いて作品提出した場合、編集者が たまたま目を通して「これ使えるな、載せよう」と勝手に作家に連絡 取らず、載せちゃう、筋書きなどをパクリ他の作家に書いてもらう とかってあるのかな?とも思ったのですが、、。一度有名雑誌などで パクリで、使用され載った場合、もともと、それは自分の作品だ!と言っても、もう、後の祭りみたいな事ってあるのかな? と思いました。音楽関係では自分たちの曲が盗作されたと訴えた 事件がありましたが、逆に大手プロダクション会社から、恐喝された と訴えられ、ねじ伏せられた事件もあったので、、、。 でも、それぞれまとめて書いて頂きありがとうございました。
- huyou_77
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芥川賞ではないですが・・・・ 京極夏彦さんは、講談社に直接原稿を送ったそうです。書き上がった作品が分厚すぎて、新人賞の枠に収まらなかったとか・・・・ ちなみに最初に読んだ編集者の方は、プロの作家が匿名で送ってきたと思ってしまったそうです。 このような経緯から、京極さんのことを人によっては、「第0代メフィスト賞作家」と呼ぶこともあります。 ちなみにこの直後に、「メフィスト賞」が創設されました。 このあたりの経緯について詳しいページを発見したので、リンクしておきます。 以上、参考にしてくださいね、これで失礼します。
お礼
ありがとうございます。 >京極夏彦さんは、講談社に直接原稿を送ったそうです。書き上がった作品が分厚すぎて、新人賞の枠に収まらなかったとか・・・・ すごい話しですね! 分厚すぎて編集者がうなっちやうみたいな、、。 こういう裏話も好きです。 私の場合、こんな質問の文章でもろくにかけないのに 、世の中凄腕の人がいるんですねぇ、、。
>そもそも、無名の作家が出版社に出向いて作品提出しても読んで頂けるのでしょうか? 小説の賞にもいろいろあって自分で出版社の賞に応募する方法もありますが、芥川賞は応募方式ではありません。 何作品かノミネートされた小説を、選考委員が読んで検討会で決められるのです。 だから小説読んでいると作家のプロフィールに「○○作品、芥川賞候補」とかありますよね?それです。 作家として出版という形をとってデビューしていなくても、候補になったり受賞 できたと思います。「文芸春秋」だとか「群像」だとかに載せてもらって評判がよ ければ、その専門のひとたちによって「候補作品」として取り上げられるワケです。 実際、芥川賞もらっても今でもお坊さん、だとか大学教授って方いますよね? なので作家として無名だったし、受賞後も作家としてはそんなに有名じゃない方も結構います。 >入賞してそこから、出版社がバックアップしてるのでしょうか? 今はわかりませんが、ちょっと昔は芥川賞受賞後の第一作は、芥川賞を主催している文芸春秋社から出版しなくてはいけないとか義理だてがあったらしいです。 作家の社会は、一見人付き合いに少ない孤独な世界にも思えますが、作家の社会も日本社会のひとつで、上下も義理もしがらみも結構あるようなんですね。 でもやはり、そこにだけこだわってもいられないし、あんまる言うのも憚られるのか、あんまりその構造について語る作家は少ないみたいですね。 ところで芥川賞は何か読まれましたか? 自分の経験からいうと、芥川賞とった作家の芥川賞前後の作品のほうが面白いと感じます。 あとは、最近はなんか話題性ばかりに走っているような。 直木賞にいたっては、めぼしい作家が順番に仲良くもらっているような気さえするのですが、、、 しょせん、賞とったからってそんなに売れる時代でもないみたいですよ。。。。
お礼
ありがとうございます。 芥川賞は応募方式ではないのは知っていたので、最初に「出版会社から選ばれた作家」と書いたのですが、意味が伝わりませんでした。すいません。例えば、文芸春秋とかの出版社などに連載されてて 選ばれた作家という質問にすれば、よかったですね。 そこで不思議に思ったのですが、文芸春秋などの大手出版社に なも無いなんちゃって作家みたいな高校生がどうやって作品を 読んでもらえるのか?その質問が次に述べた「そもそも、無名の作家が出版社に出向いて作品提出しても読んで頂けるのでしょうか?」 という具合になったのですが、、。そこで質問自体が背景 知りたかったので、「芥川賞で取る前と有名になると、、、?」 っていう質問にしてみたのですが、わかりにくくてすいません。 当方、特に、作家になろうなんて思ってもいませんが、業界の流れを 知りたかったです。 >ところで芥川賞は何か読まれましたか? 作家志望でもないので特に研究もしてなく、実は何も読んでいません、、。社会心理学の本読んだだけです、、。 >しょせん、賞とったからってそんなに売れる時代でもないみたいですよ。。。。 一生食べていけるものなのかなぁ、、。と思いました。 色々裏話しも書いて頂き、参考になりました。 ありがとうございました。
- パんだ パンだ(@Josquin)
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>出版社に出向いて作品提出しても読んで頂けるのでしょうか? 運が良ければ読んでもらえるでしょうが、最初の数行で読者を引きつける文章力がないと無理でしょう。 持ち込みではありませんが、京大出身の平野啓一郎さん(第120回芥川賞受賞)は、出版社に郵送した原稿が認められて作家になってます。
お礼
おこたえありがとうございました。 >最初の数行で読者を引きつける文章力がないと無理でしょう。 と言う事は、19歳でしたか、2人若手綿矢 りさと金原 ひとみ は目にとまったわけですね。 凄いなぁ、、。って感心します。
お礼
早速、おこたえありがとうございました。 すでに出版された作品の中から芥川賞は選出されるのは 知ってたのですが、からくりがわかりました。 ありがとうございます。