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地方分権と連邦の違い
アメリカは連邦制だと思うのですが、ふと、地方分権とどこが違うのだろうかと疑問に思いました。 世界史では、連邦派と反連邦派が対立し、連邦派は中央銀行の創設などによる連邦機能の強化を主張、反連邦派は自立的な農民を中心とした地方分権的な発展を構想、と参考書に記述があったのですが、 連邦制のほうが中央集権的な部分と地方分権的な部分をミックスしてあるもので、地方分権は、中央集権的な部分がほとんどない、という解釈であってますでしょうか? 回答よろしくお願いします。
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今のアメリカの政治体系は日本の江戸時代に近い。 江戸時代、各藩の内政は各藩の裁量にゆだねられていた。 軍事権(築城等を含む)や外交権は制限を受けたが、それ以外の行政、徴税、警察、人事、司法等はすべて藩の専権事項だった。 幕府はそれに直接踏み込むことはできず、軍役や普請、配置権を通して間接的に統御するだけだった。 つまり江戸時代において、各藩は現代の主権国家に当たり、幕府は国連に当たる。 ただし幕府は独自の経済基盤(天領)と軍事力を持ち、その意向を各般に一方的に強制できたことが、現代の国連との違いである。 アメリカの場合、各州は諸藩並みの独立度を持ち、連邦政府は幕府のような存在である。 日本などで「地方分権を」などとよく叫ばれるが、かといって行政の独立や徴税の自由、独自の刑法などは想定されない。 せいぜい青少年保護育成条例など刑法にちょっと付け足す程度である。
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- MT765
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『連邦制は地方分権の一種』です。 現在のアメリカは連邦政府の力は最小限で州が独自の立法権を含め大きな力を持っています。 普通の地方分権よりも地方(州)の力が強いと言えます。
お礼
回答ありがとうございます! アメリカの各州で独自の法律がある、という話は聞いたことがありました。立法できるということは、かなり強力な自治権を持っているということですよね。 連邦制は地方分権の一種、だと覚えておきます。
お礼
回答ありがとうございます! アメリカの政治体制と江戸時代の日本はかなり似ているんですね。 比較されていて、とても分かりやすかったです!