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仏教が広まった理由
東アジアに仏教が広まった理由は何でしょうか?それぞれ土着の宗教(神道など)があったはずです。 日本の場合、蘇我氏と物部氏で抗争があったようですが、なぜ蘇我氏が仏教に熱心だったのですか? また時の大王は神の末裔を自称してなかったのですか?
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仏教とひとまとめにしても、小乗仏教と大乗仏教は「仏様」以外に共通点があるんだろうかというくらい哲学が違いますし、大乗仏教も密教と禅宗もとても同じ宗教と思えないほど個性が違います。 そういう融通無碍さが東アジア人の価値観と親和性が高かったのでしょうね。 蘇我氏が仏教に熱心だったのは、宗教というのはその当時において科学であり医学であり学問そのものだったのです。 例えば今、人類が宇宙人と出会ったとして、その宇宙人が地球人よりずっと優れた科学や医学や技術や学問を持っていたら、その宇宙人と仲良くしてその優れた技術を学んだ方がいいと思う人は多いでしょう。 そしてその一方で「そんな優れた技術を持っているやつらなら、親切に教えるふりをしていずれ我々を支配しようとするに違いない」と考える人も必ず出てくると思います。「地球人の文化と伝統が、宇宙人によって破壊される」と主張する人も出てくるでしょう。 >また時の大王は神の末裔を自称してなかったのですか? 日本古来の宗教観ですと、偉い人は亡くなったら神様です。別にわざわざ自分から「俺は神様だ」という必要はありません。長嶋茂雄さんや王貞治さんは、最近の言葉では「レジェンド」という言葉を使われますが、意味合い的には「野球の神様」というような感じで崇め奉られる存在です。すでに神様みたいな存在ですよね。 というか、日本人の価値観的に「俺は神様」といってしまう人は嫌われます。周囲から自然発生的に崇拝される人が神様として相応しい存在なのです。
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- Sakura2568
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(土着の)神を崇め称えるのは当たり前。 どれだけ崇め奉っても それでも飢饉はやってくる それでも大事な人は死ぬ そこへ死後の世界を解いた仏教は救いになった面もあったのでしょう。 輪廻転生を解いた説は人を惹きつけたのではないかな。 死は汚れとする神道と 生まれ変わることを期待させる輪廻転生はかなり色が違って見えたかと思います。 いつの時代も宗教が政治と密着してるのは同じ。より領地の人に、言う事を聞かせるのに新しい宗教は有効だったのでしょう。 お前は熱心に神様を祀っていた。しかし子供は死んでしまった。仏教に帰依す れば死んだ子供はあの世で地位が上がり、また生まれ変わる。って言われたら信じたいじゃありませんか? そういうどうすればいいかを教えてくれた宗教は強かったのだと思います。
- ishi_saya
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仏教というのは系統だった理屈による教えです。土着宗教にはそういうのがありません。その社会に属する誰もが敏感なのであれば、言葉での説明無しに皆で感じ合うということが可能かもしれませんが、必ずしもそのようにはいきません。ですので「言葉で分かり易く説明をした」仏教が広まったのです。