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これはどうやって解くんですか?
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問題の条件を書けば、添付図のようになると思います。zを図のようにとると、未知数はx,y,zの3つです。 ポイントは、ひもの張力不要!です。そのかわりに、添付図の(1),(2)に示したような幾何学的拘束条件が成立します。そうすると(1),(2)とエネルギー保存則(3)で、未知数3個に条件3つとなり、原理的にはx,y,zについて解けるという事になります。 どうしてこういう発想になるかというと、最初にひもがない場合を考えてみて下さい。この時はPは静止したままで、Qは勝手に自由落下します。次にひもでつながれると、常に(1),(2)の関係が成り立たねばならないので、「そうなるような張力が、ひもに働く」はずです。ひもの張力は一般的に、幾何学的拘束力と言われます。 つまり「拘束条件があるから拘束力が発生し、逆に拘束力が働く事によって拘束条件を満たす」という関係なので、拘束条件と拘束力はじつは同等な条件です。どっちかあればいいんですよ。 ・・・という事を、あんまりはっきり教えてくれないんですよね。 ちなみにQの左右のひも張力の大きさは等しくありません。等しかったらQは左右に同じ力で引っ張られて、水平方向に動けませんから。このように拘束力を使用すると、拘束条件より大変になります。それで拘束条件の方を使います。 具体的には(1),(2)をみると、yもzもxで表せる事がわかります。y=f(x),z=g(x)なら、' で時間微分を表すとして、y'=df(x)/dx・x',z'=dg(x)/dx・x'ですから、これを(3)に代入してやれば、x(t)だけの話に出来ます。実質の未知数は1個です。こういう系を1自由度系と言います。 実際には未知数1個をうまく選択した方が、お得です。例えば棒とひもとの角度をθとすると、(4),(5),(6)に示すようにx,y,zをθで表せます。特に(4),(5)は三角関数の定義ですので、当然三平方の定理(1)を満たし、(4),(5)により(1)は不要になります。(2)は(4),(5)を使って(6)に化けます。(4),(5),(6)の前半を時間tで微分すれば、x',y',z'をθとθ'で表せます(後半)。 (4),(5),(6)の後半を(3)に代入し整理すれば、(7)(計算ミスがなければ(^^;))。(7)をθ'について解くと(8)。これでx=L/2の時のx'を計算できます。 ・(4)の前半にx=L/2を代入しcos θを計算.cos θからsin θを計算.計算したsin θを(8)に代入してθ'。計算したθ'を(4)の後半(9)に戻しx'。 加速度については、(7)をさらにtで微分して(10)。(9)をtで微分し(11)。すでにx=L/2の時のcos θ,sin θ,θ'はわかっているから、(10)からθ"を計算。結果を(11)に使えばx"。ちなみに(10)はθの運動方程式。 ・・・計算にミスがなければ(^^;)。