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実体経済を表す指標
GDPではなく、例えば、市場に流通している商品の数や、サービスの回数のような、経済の実態を表す指標ってあるんでしょうか? 質問の意図は、 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA16D2R0W3A210C2000000/ に、アメリカの名目GDPが2002年が11兆ドルくらい、2022年が25兆ドルくらいになっていて、倍以上になっています。 流通している商品やサービスが倍になったわけじゃないですよね? お金の量って増えたり減ったりするものですし。 それで、商品の数やサービスの回数を表すような指標ってあるのかな?と。 よろしくお願いします。
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- statecollege
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No1で回答したように、一国の経済状態をあらわす最も包括的な指標はGDP(=その国で一定期間に生産されたすべての財・サービスの価値)です。ただ、GDPは一定期間に生産された財・サービスの「価値」額で示されているので、物価の影響をうけるので、実態の取引状況を示すためには実質GDPを用いる。ある年の実質GDPとはある基準年の物価で測った、当該年に生産されている財・サービスの価値で、その間に変化した物価の影響をとりのぞいた額をあらわしているので、そういう意味で経済の、名目ではなく実態をよりよく測ることができる指標です。ある年から別の年へある国の経済規模がどのくらい拡大したか、あるいは落ち込んだかは、通常、実質GDPで測るのです。名目GDPではなく、実質GDPでどうなっているか調べてごらん。
- kouki-koureisya
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そんな指標はないと思いますよ。 ちょっと調べてみましたが、見つかりません。 私は、経済や財政にちょっと興味がある程度ですから、指標になるようなものがあっても気づかないのかも知れませんが。 >アメリカの名目GDPが2002年が11兆ドルくらい、2022年が25兆ドルくらいになっていて、倍以上になっています。 そうですね。 アメリカのGDPデフレーターを調べてみますと、基準年は2012年です。 そこで節目の年の名目GDPと実質GDPを調べてみますと下記のとおりです。 先の数字が名目、後の数字が実質で単位は兆ドル。2022年度は10月時点の推計。 2002年 10.9 13.4 2012年 16.2 16.2 (基準年:名目=実質) 2021年 22.9 19.4 2022年 25.0 19.7 実質GDPでは2002年の1.47(19.7 / 13.4)倍ですね。 さて、この二つのGDPをどのように解釈すればよいのか、私は悩みましたが、下記サイトは参考になりました。 「MONEY INSIDER」 実質GDPとは何か? エコノミストや政府が経済管理に使うツールを理解しよう https://www.businessinsider.jp/post-264727#:~:text=%E5%AE%9F%E8%B3%AAGDP%E3%81%AF%E3%80%81%E5%90%8D%E7%9B%AEGDP,1%E5%9B%9B%E5%8D%8A%E6%9C%9F%E3%81%AF123.61%E3%81%A0%E3%80%82 サイトに無断で一部を抜粋します。 「どちらも同じ要素に基づき計算されている。名目GDPは現在の金額に基づいた数値のため、価格上昇と産出量の増加がともに数値に反映される。一方、実質GDPはインフレやデフレを考慮し、価格変動の影響を控除した実際の産出量の増加のみを測定している。これが大きな違いだ。」(抜粋終わり) これを参考にして2021年と2022年のGDPを比較して見てみると、「実質」はわずか0.3兆ドルしか増えていないのに、つまり実際のモノやサービスの量(産出量)はほんのわずかしか増えていないのに、「名目」では2.1兆ドルも増えており、これは物価上昇率が高いことを如実に示しているのだ、ということを私は理解しました。 >流通している商品やサービスが倍になったわけじゃないですよね? そうですね。上記のとおりです。 GDPの数値は「世界経済のネタ帳」を参考にしました。 https://ecodb.net/country/US/imf_gdp.html 「 素人の回答ですが、お役に立てればうれしいです。
お礼
ご回答有り難うございました
- statecollege
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>GDPではなく、例えば、市場に流通している商品の数や、サービスの回数のような、経済の実態を表す指標ってあるんでしょうか? 同じ国でも2022年と、別の年の経済規模を比較するとき、名目GDPで比較すると、物価水準が異なるのでそのまま比較すると同じ問題が起きる。そのため、実質GDPという、名目GDPから物価水準の影響をとりのぞいた統計があって、経済成長率などはそれを用いて計算する。 実質GDP=名目GDP/GDPデフレータ GDPデフレータというのが実質GDPを計算するための最も包括的な物価水準です。国際比較をするときも名目のGDPをそのときどきの通常の為替レート(ドル建ての日本の現在レートだったら1ドル=130円)を使ってドル建てに直して比較するのではなく、通常は購買力平価で修正した購買力平価レートを使って計算する。 国連とかOECD等が国際比較を発表するときはそれを用いるのが普通です。それを使えばより実態に近い値がでてきます。ただ、各国の生のGDPを加工しないとその数字は得られないので、データは各国のGDP統計のように時系列データは発表されていないと思います。 日経の記事は手っ取り早い比較するため、名目GDPを通常の為替レート(購買力平価レートではなく)でドル建てに直したものを使って比較しているので、ゆがみがあります。
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