- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10007/12518)
回答No.1
以下のとおりお答えします。 >下の古文の現代語訳を教えてください。 ⇒だいたい、こんな感じに現代語訳できるかと思います。 (怪しい現代語訳の部分があるかも知れませんが、その節はどうぞ悪しからず。) 《昔、隠題*(の歌詠み)を大変好む帝が、篳篥の詠み込みをさせたが、人々はうまくできなかったところ、子どもの木こりが山へ行く際に言った。 「最近、篳篥を詠むように言われて、人がうまく詠めないそうですね。自分ならうまく詠みますよ」と言った。同行の子どもが、「ああ、何という身の程知らずを。いまいましい」と言ったところ、「どうして、必ず様子(外見)に似るなどと言えるものか」とばかり、 めぐりくる春々ごとに櫻花いくたびちりき人に問はばや* と言ったそうである。様子にも似ず、思いがけないことですねえ。》 *「幾度」(いくたび)の「び」(=「ひ」)と、「散りき」(ちりき)を続けると、篳篥(ひちりき)となるので、これが隠題(篳篥)の詠み込みと解釈される。 なお、この物語は、『宇治拾遺物語』の第一四七話「木こり小童隠題歌の事」に収録されている小話です。