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誘導機の電機子反作用

誘導機においては電機子反作用は原理的に無い、という雑な説明は時々見ますが、電機子巻線には負荷電流が流れ、少なくとも励磁磁束は出るはずです。その磁束が電機子巻線に回転磁束として鎖交すれば同期機などと同じような界磁効果をもつのではないか?という気がします。 つまり、もしこの私の仮説が正しいならですが、 誘導機においては励磁による磁束は小さいので、電機子反作用は(無いのではなく)無視しても構わない、ということではないのか?原理的に無い、という言い方は言い過ぎなのではないか?と感じるのです。 実際のところどうなのでしょう?

みんなの回答

  • ohkawa3
  • ベストアンサー率59% (1535/2585)
回答No.1

うまく説明できませんが、1次巻線がつくる回転磁界は、2次巻線に流れる電流によって影響を受けることは間違いないと思います。 誘導電動機の場合、2次巻線の電流による回転磁界への影響を含めて、1-2次間の誘導作用として一括して扱っているのであって、「電機子反作用」として括りだしていないのだと思います。 (誘導電動機の場合、界磁、電機子のような呼び方をしないのも関連がありそうです。) 次のURLには、磁束分布、電流分布の動画がありますので、眺めてみてください。理論的な説明は後から着いてくるとして、直感的な把握には有効と思います。 https://www.youtube.com/watch?v=dBk8_FntEoo

Donotrely
質問者

補足

その後いろいろ考えて、自分なりの結論に達しました。正しいかどうか解説が見つからず確認できていませんが。 (自分なりの結論、未検証) 励磁については、端子電圧(と電源周波数)がほぼ一定であれば電機子巻線に小さな定電流が流れ、負荷の大きさで(大きさ、位相とも)変化しない。尚これは電動機/発電機共通。確かにこの(小さな)電流で生じる電機子巻線磁束の電機子巻線自身への界磁効果で(小さな)起電力を生じる(たぶんマイナス起電力)が、これは端子を流れる負荷電流で変動することはなく、他のケースと同列に反作用という言い方をするのはなじまない。負荷電流による磁束の界磁効果は、変圧器と同様、電機子巻線側の負荷電流で生じる磁束と回転子巻線もしくはカゴ側で生じる磁束が打ち消し合って0になるので、その分の磁束については電機子巻線への界磁効果は無く起電力を生じない(この部分を取り上げて原理的に電機子反作用は無いと言われていると推測される)。だから性質の違う励磁により発生する微弱な起電力は無視することとし、負荷電流による電機子反作用のみに着目し原理的に電機子反作用は無いといっているのではないか? です。 もうちょっと考えて、資料も見つからずどうしても確信が持てなかった場合はまた質問してみようと思います。

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