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土地制度が荘園制度だった時代は、税率はどのくらい?
土地制度が荘園制度だった時代は、税率はどのくらいだったんでしょう?農民は、収穫の何割くらいを、上の人に収めてたんでしょうか?江戸時代と大きな違いはあるでしょうか
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鎌倉時代末期の荘園の役人の書状に「荘園への課税は領主半分、百姓半分が通例」という内容のものがあることから、鎌倉時代の税率は二分の一(5割)が通例だったという説があります。 なお鎌倉時代末期の延慶三年(1311)紀伊国荒川荘字藤木本の田地の年貢は総収穫量31.1斗/反に対し年貢は18.4斗/反で、税率59%になります。中世の荘園に関しては、年貢をどれだけ納めたかという記録はあっても、総収穫量がわかる例は他にほとんどないため、実際の税率には不明な点が多いのが実情のようです。 税率が5~6割だとすれば、江戸時代と大差ないといえます。 <参考> 水鳥川和夫「日本古代・中世の水田生産力」 https://www.jstage.jst.go.jp/article/sehs/85/2/85_113/_pdf
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- FattyBear
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回答No.1
荘園制度の頃の税率はわかりませんが、飛鳥時代は3%。 秀吉の太閤検地では収穫の2/3を納めるとありました。 下記、参照 https://www.koyano-cpa.gr.jp/archives/knowledge/6505
お礼
大変詳しく教えていただき、お二方とも、ありがとうございました!