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ところ と 場所の違いについて
「ところ」と場所の違いについてです。 日本語教師になるための、勉強をしています。 外国人にわかりやすく説明したいのですが、 わかりやすい説明方法は、ないでしょうか。 このサイトに、【「場所」は「ところ」より狭いです。https://nihongobu.net/minna-no-nihongo-lesson26/】と 記載がありますが、他のサイトでは、逆のこともあります。 「ところ」 ・その言葉だけで、使えません ・「Vところ、A+ところ」など。 ・抽象的な意味がある。時間や、物理的ではない「場所を表す」 「場所」 ・その言葉だけで、使える。 ・物理的な場所を表す。 広い、狭いで考えた場合、どちらが広いのでしょうか。 どなたか、わかりやすい説明の仕方など、おわかりでしたら ご教授願えませんでしょうか。 よろしくお願いいたします。
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- iijijii
- ベストアンサー率55% (576/1038)
> 「ところ」の方が広い場所を示すことが多いのでしょうか? 「場所」が直接知覚できる程度のまでの具体的な範囲を示すのに対して、 「ところ」は相対的な位置や漠然とした範囲などを表します。 使い方が違うのです。 多い少ないを比較する意味がありません。 「ところ」の方が広い範囲に対して使うことが可能であるってだけです。
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10005/12514)
確かに、多くの場合両方とも同じような意味で用いられて、互換が効きますね。 例:「明日みんなが集まるところ/場所」。 このように、「物や事が在る(起こる・行われる)一定の広さをもった位置」という意味では両語に共通ですね。しかし、「ところ」は「場所」よりもはるかに広い意味用法があります。次のとおりです。 「場所」に置換できない「ところ」の用法 ①本来は空間的な位置を指しますが、転じて時間的・抽象的な位置をも指す。 例:「今日のところは許してやる」(=場合)。「今考えているところだ」(=同時)。「私の知るところではない」(該当する・問題となる点)。 ②「〇〇するところの△△」の形で、〇〇が△△の連体修飾語であることを示す。英語などの関係代名詞の翻訳法から始まった。 例:「この規則が及ぶところの対象は多くない」。 ③「ところ(が・で)」の形で、接続詞的に用いて後続の語句につなげる。多様な意味を示す。 例:「作品を公開したところ、概ね好評をいただいた」(=順接)。「彼に頼んだところが、聞き入れてもらえなかった」(=逆接)。「ところで、あの話はどうなりましたか」(=話題の切り換え)。 ④「どころか(の・で)」の形で、接続詞的に用いて後続の語句につなげる。多くは、打消しや消極性を示す。 例:「子供どころか、大人も夢中だ」。「明日は試験だというのに、遊ぶどころではない」。 外国人学習者に日本語を教える場合でしたら、段階を追う形で、 初級者には、「ところ」と「場所」は、ほとんど同じ意味であることだけを教え、 中級者には、①までを教え、 上級者には、④まで教える というような形で進めてもよろしいかと思います。
お礼
Nakay702様 詳しくご教授いただきありがとうございました。 わたし自身④用法をよく理解しておりませんでした。 ご教授いただきましたとおり、初級者には、ほぼ同義であると説明したいと思います。 ご回答にお時間をいただき、本当にありがとうございました。<m(__)m>
- iijijii
- ベストアンサー率55% (576/1038)
広い、狭いと言っても 地理的な広域・狭域、 意味的な広義・狭義、 用途が広い・狭い など様々です。 一緒くたに語ると混乱の元です。 まずは論点を絞ることです。 「場所」と「ところ」であれば本来の意味である地理的な説明を先にすべきですよね? ですから広い、狭いも地理的な広域・狭域の説明に留めるべきでしょう。 そこで用途が広い・狭いなんて話をしたら普通は混乱します。
お礼
iijijii様 ご教授いただき、ありがとうございます。 iijijii様のおっしゃるとおり、地理的な用法から説明することに致します。わたし自身もう一度よく考えてみます。 この度は、本当にありがとうございました<m(__)m>
補足
ちなみ、地理的な広域、狭域で考えた場合、 「ところ」の方が広い場所を示すことが多いのでしょうか?
- widey
- ベストアンサー率21% (13/61)
辞書を引いても、両者は同語反復(どうごはんぷく)的に使われていますので、違いはないと思ってください。
お礼
お答えいただきありがとうございました!参考にさせていただきます。
お礼
とても分かりやすい説明です! ご教授いただきまして、本当にありがとうございました。