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空き家が朽ちる理由は?

数日前にTVで見たのですが、東京都内でも空き家が多くなり、一部の壁や屋根などが崩れているようでしたが何故なんですか? 映っている家屋はせいぜい築100年も経ってないように見えます。 一方で世界最古の木造建築と言われる法隆寺は既に約1,400年経過してますよね。 しかも法隆寺が建立された当時は防水塗料なども無い時代です。また、法隆寺に限らず国内で数百年経ってる神社仏閣も多いと思いますが、風雪やシロアリなどの害虫にも耐えてるのに、なぜ一般住宅の空き家は脆いのでしょう?

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  • chachaboxx
  • ベストアンサー率23% (412/1777)
回答No.4

投入されている技術や費用が違います。 勿論、その理由は、求められる耐用年数が違うからに他なりません。 論点は少しずれますが、昔、江戸の庶民の住まいが極めて質素…というか、家屋にお金をかけなかったのは、民家の密集で頻繁に火災延焼で燃えて失くなるとわかっているものにお金をかけるより、他に使うことが働き甲斐がある というような背景があったようです。あくまで『江戸っ子』的な生き方という例えです。 伽藍社搭に使われる木材やその組み木技術は、大衆家屋のそれと全く違います。コンセプトが違います。 厚さ50cmの桧無垢材と、同じ厚さの鉄筋コンクリートでは、耐用年数の桁が違います。 破壊強度ではコンクリートが勝りますが、コンクリートは熱が加わると価値ゼロですが、木材は炭化した部分を除去すれば、原木のままです。 しかしベニヤ合板などは、そもそも土俵が違うということです。 世界遺産クラスの木造建築は、風や光を効果的に利用し、住まう事よりも長持ちする為の匠(宮大工)の技が、1000年という巨木同様のライフサイクルを可能にしています。 住み心地は二の次です。 逆にいえば、庶民家屋は、リーズナブルで住み心地もそこそこで、短納期対応できる設計指針だから、30年を越えた辺りからそれなりにメンテナンスしないと、劣化が加速してあっという間に朽ちる運命 ともいえます。 300万円の車と三億円の車の性能が同じわけないのと同じですね。

anatahadare123
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 確かに法隆寺の五重塔などは、建物の大きさに対して人が自由に使える空間が少なく、言わばオブジェのような存在なので、一般住宅とは建築目的が異なり、設計、材質、建て方も異なるようですね。 それにしても、当時より科学も大幅に進歩し優れた素材も開発されてるのに、最近の住宅は例え簡易で安価に作れたとしても千年以上も前の建物に耐久性で劣るとは情けない感じがします。

その他の回答 (3)

回答No.3

人が住んでないと建物の風化が進行します 窓や戸の開け閉めが無いため空気の循環が無くなり湿気が籠もっても出て行く事が無いため水分を吸い木材が痛みます 更に無人とわかると小動物や虫が寄りつきやすくなりますからね 建物内の物の位置が常に固定になっているため紫外線のせいで樹脂製品の劣化や紙類の日焼けなど良い事がありません 空き家問題は今の日本の切実な悩みですね。

anatahadare123
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

anatahadare123
質問者

補足

>窓や戸の開け閉めが無いため空気の循環が無くなり湿気が籠もっても出て行く事が無いため水分を吸い木材が痛みます 建物の外側は寺社も空き家も同じように風雨にさらされますから同じですよね。そうすると空き家は家の内側から徐々に外側に向かって朽ちていくのでしょうか? >更に無人とわかると小動物や虫が寄りつきやすくなりますからね なるほどと思う部分もありますが、都内では空き家の周囲は普通の住宅が立ち並んでいます。むしろ、古い寺社のほうが建設当時から明治時代にいたるまでは周囲に山林も多く野生動物や害虫の被害は現在の都内より遙かに多かったように思えるのですが、あまり大きな影響は無かったのでしょうか。

  • qwe2010
  • ベストアンサー率19% (2217/11176)
回答No.2

古いお寺や神社は、悪いところ、傷んでいるところを取り除き、 定期的に新しいものに作り替えている。 民間の古い建物は、何もしないから、雨漏りなどがして、柱などがいたんで、崩れてくるのです。

anatahadare123
質問者

お礼

>定期的に新しいものに作り替えている。 そうだったのですか。 それなら世界最古の木造建築と言っても、中身の構造物で判断したら世界最古とは言えないかも知れませんね。 ご回答ありがとうございました。

  • meitoku
  • ベストアンサー率22% (2258/10048)
回答No.1

人の出入りが無いので空気の循環が有りません。日本の気候風土で湿気が滞留して木材を腐らせます。 屋根の下が腐れば瓦がズレて雨漏りを起こします。天井裏や畳・床を腐らせます。床下にも雨水が貯まる様になります。

anatahadare123
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

anatahadare123
質問者

補足

>人の出入りが無いので空気の循環が有りません。日本の気候風土で湿気が滞留して木材を腐らせます。 寺社の構造はよくわかりませんが、人が出入りしても屋根裏などはあまり空気の循環が無いと思いますが、それだけの違いで1,000年以上も寿命が異なるのでしょうか。

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