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微分:極大極小の例題
こんにちは。 新初等数学講座という古い本に載っている、微分の例題です。 問題を全部写させてもらいましたが、下の(a)の式から、どのようにしたら (b)の式になるのかどうしても分かりません。 すみませんが、どなたか教えて下さい。よろしくお願いします。 問> x軸の上部における光線の速度はu、下部における速度はvであるとき、 上部における1点から下部における1点に至る路の中で時間の最小なる ものを求めよ。 解> 2点をA(0,a)、B(c,b)、光線がx軸を過ぎる点をP(x,0)とする。 AP=√(a^2+x^2) BP=√(b^2+(c-x)^2) 全時間tは t = AP/u + BP/v = √(a^2+x^2)/u + √(b^2+(c-x)^2)/v ・・・(a) これをxについて微分すると dt/dx = x/(u√(a^2+x^2)) - (c-x)/(v√(b^2+(c-x)^2)) ・・・(b) dt/dx=0から x/(u√(a^2+x^2)) = (c-x)/(v√(b^2+(c-x)^2)) 点Pにおいて垂線 DPE をたてて ∠APD = θ ∠BPE = θ' とおけば、この式を満足するxをx0とすると x/√(a^2+x^2) = sinθ ・・・(1) (c-x)/(v√(b^2+(c-x)^2)) = sinθ' ・・・(2) であるからxの増加につれて、θは増加しθ'は減少するから (1)は増加、(2)は減少する。故に x < x0 では dt/dx は負であり、 x > x0 では正である。故に x=x0 はtの極小であり、しかも唯一の 極小であって、従って最小である。 x=x0 では sinθ/u = sinθ'/v であって、sinθ/sinθ'=u/v が成立する。 (Snellの屈折法則)
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d√x/dx=1/(2√x) です. xのところが関数になっていれば,合成関数の微分で, d√f(x)/dx=f’(x)/(2√f(x)) となるからです. f(x)=a^2+x^2 であれば,f’(x)=2xですし, f(x)=b^2+(c-x)^2であれば,f’(x)=-2(c-x) です.
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- パんだ パンだ(@Josquin)
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普通にxで微分しているだけです。 (√x)' = 1/(2√x) と 合成関数の微分 dt/dx = (dt/dy)・(dy/dx) を使っています。
お礼
早速有り難うございました。 1人で勉強していて、すっかり行き詰まっていました。 d√x/dx=1/(2√x) というのがあるのですね。 これでやっと分かりました。 この公式がどうしてこうなのか、がよく分からないの ですが、これから調べてみたいと思います。