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「計算機なしで」という条件に反するので「番外編」ですが、関数機能がなく√キーだけついている普通の電卓で10の50乗根を求める方法を考えてみました。こうした電卓では√キーを繰り返し押すことにより、平方根(2乗根)だけでなく、4乗根、8乗根、16乗根が次々に求められます。つまりn回押せば「2^n乗根」が求められることになります。 そこで10を入力した後、√キーを6回押した64乗根をa、8回押した256乗根をb、11回押した2048乗根をcとすれば10の50乗根≒abc です。 なぜならば 1/64+1/256+1/2048=41/2048≒0.200195≒1/50 だからです。 実際にやってみるとabc≒1.047175641 になりました。 関数電卓では10^(1/50)=1.047128548 で小数第4位まで正しい結果です。メモリーキーを使えば、キーを押す回数を減らせます。
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指数関数の展開公式 e^x=1+x+(x^2/2!)+(x^3/3!)+… を使ってみました。 e^x=10^(1/50) とおいて両辺の自然対数をとれば x=(1/50)ln(10)≒2.30/50=0.046 e^0.046≒1+0.046+(0.046^2)/2+(0.046^3)/6 =1+0.046+0.001058+0.0000162=1.04707… ∴10^(1/50)≒1.0471 いずれにせよ計算機や対数表を使わないとすればln(10)の数値を覚えておく必要がありそうです。
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もう少し精密に手計算で10の50乗根を求めてみます。 No.2で使った10^xの逆関数である常用対数log(x)を使ってlog(x)=1/50となるxを求めます。 ここでひと桁の整数の対数の値は使えることにします。 (3,5,7の対数値をそれぞれ0.4771,0.6990,0.8451で計算) (1,0)における接線を使うと、10^xで(0,1)における接線を使ったのと同じことなので まず3・5・7=105 を使ってlog(1.05)を求め、この点つまり(1.05,log(1.05))での接線を考えます。 log(1.05)=log(105/100)=log3+log5+log7-log100≒0.0212 ここでy=log(x)の(1.05.0.0212)における接線は y=(x-1.05)/(1.05*ln(10))+0.0212 だからy=0.02 とおくと x-1.05≒-0.0012*1.05*2.30≒-00290 ∴x≒1.0471 関数電卓で計算すると10^(1/50)≒1.047128548 でした。 下の図で黒い線がy=log(x)のグラフで、赤い線がx=1.05における接線ですが、y=0.02との交点では両者はほとんど重なっています。
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グラフを使って考えてみました。当初単純に、y=x^50のグラフとy=10の交点を考えてみましたが、y=x^50のグラフはx=1の前後で大きく変化するため、パソコンなどの助けなしでは正しく書けそうもありませんでした。 そこで発想を変えてy=10^x のグラフでx=1/50=0.02のときの値を求めることにしました。 幸い、y=10^xのグラフは、x=0の前後では大きく変化せず、かつx=0.02は0に近いので、y=10^xのグラフの(x=0,y=1)における接線、y=(ln10)x+1に代入して近似値を求められます。(lnは自然対数) ∴10^(1/50)≒(ln10)/50+1≒2.30/50+1=1.046 なおy=10^xのグラフは接線の上方にあるので真の値より小さめの近似値です。この方法を使える前提は、ln(10)≒2.30またはlog(e)≒0.4343を覚えていることです。(logは常用対数)
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10の50乗根を計算機を使わずに求めるにはいくつか方法があります。 最も簡単なのは対数表を使うことでしょう。10の50乗根をXとおきます。 X^50=10 常用対数をとると50logX=1より、logX=0.02 対数表を見ると log1.047=0.01995 log1.048=0.02036 となっていますのでX≒1.047 です。 対数表を使わない場合は近似的な手計算です。 10の50乗根は1よりわずかに大きいと考えられますので10の50乗根=1+x とおきます。 両辺の50乗を二項定理で展開してxの3次の項までとれば 1^50+50C1x+50C2x^2+50C3x^3=10 1+50x+1225x^2+19600x^3=10 ∴19600x^3+1225x^2+50x-9=0 これを解くと実数解は x≒0.05 ∴10の50乗根≒1.05