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飢饉時ミミズを食べて生き延びたという記録はあるか

色々な虫などを食べて生き延びたという記録はあるのでしょうか。

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  • 4017B
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回答No.3

自分の知ってる範囲では無いですね。歴史創作小説などではよく描かれていますが、現存してなおかつキチンと精査検証されて史実で間違い無いと確定しているモノの中には、飢饉(天災にしろ人災にしろ)の際にミミズを食べて生き延びたという確実な資料は無いと思います。 しかしながらそれ以外のモノであれば、かなり色んなモノを食べたという記録が多種多様に残っています(『天明三年.衣川村馬懸鈴木家所蔵文書』など)。虫や蛇、蛙なんかは真っ先に捕まえて食べ尽くしたみたいですね。他には道端に生えている名も知らぬ雑草類、それが無くなると草鞋などに使われている藁を食べたみたいです。そしていよいよ食べるモノが完全に無くなると…!まあ "お決まりの展開" と言いますか、歴史小説なんかでも好んで描かれる題材ですが、いわゆる「人肉食」ですね。 ただもうこの段階に突入している時点でもう既に手遅れ状態と言いますか。そもそもちゃんとタップリとエサを与えて肥育した家畜では無い、自分と同じ様に飢餓の栄養失調状態でガリガリに痩せ切った人間を食べても、余り可食部分が多く無く得られるカロリーも乏しいので。対費用効果が極めて薄い反面、食人の罪の意識に苛まれる事になり完全にメンタルが破壊され、恐らくはその後はもう極限環境をサバイバルして行く気力勇気が保てなくなるでしょう。 実際、寺などに残された江戸時代の三大飢饉の記録などを読むと。飢えのあまりついには嬰児を喰らう母親の様子が記述されていますが、当然というかその後は発狂状態となり異常行動の後に野垂れ死んだなどと記録されています。戦後の難破遭難事故などで食料が無くなり終には同乗の他のメンバーの死体を食べたケースなどでも、むしろ嫌悪感と罪悪感を優先して人肉食を拒否していたメンバーが最後まで生き延びて救出されたパターンの方が多いですね。 脱北者体験談は一聴の価値ありとは思いますが…しかしながら彼らも新天地で生きて行くため、望むと望まざるとに関わらずその脱出行を大なり小なり盛らざるを得ません。その脱出録が悲惨で過激であればあるほど、亡命先での募金額も増えるでしょうし、回顧録もよく売れるというもの。なので彼らの証言はその辺をかなり間引いて聞く必要があります。尚、これは前述の遭難生存者の証言などでも同じ事が言えます。彼らも「自分だけが生き残った」という罪悪感を和らげるため、必ずしも全ての真実を語る訳では無いので。 P.S. 確か質問者は以前にも同様の質問をなされていて、何やら「飢饉とミミズ食」に取り憑かれているご様子。しかし少し冷静に考えてみてください。飢饉とは地震台風の様に瞬間的に発生して陥るモノでは無く、最初は日々のご飯の量が減り、やがておかずが3日に1回になり~みたいな感じでかなりの長期間のスパンでゆっくりと確実に進行して行くものです。 ですので「腹減った~よし、ミミズ食うか!」とはなりません。前段でも述べました通り、まず最初は周囲の食べられそうなモノを食べて行き、それが無くなったら普段は食品として認識していない物を食べられないかと口に入れてみる。そうこうしている間に1ヶ月から半年は時間経過していると思います。また通常、飢饉が発生している時には冷害か干魃のどちらかが起きている可能性が極めて高く。その場合は周囲の田畑を含めた自然環境も大きく破壊されている場合が常です。そうなって来ると例えば干魃でカラカラに干上がった土地に果たして肥沃な土壌のシンボルであるミミズが生息しているでしょうか…? また前述の通り先に雑草類を正しく文字通りに "根こそぎ" に掘り尽くして根っこまで食べ尽くす訳ですから。その様に徹底的に掘り返された土地は水分が蒸発してしまってカラカラになり、そうなると湿った土壌を好むミミズは真っ先にその様な土地からは居なくなってしまいます。食べたくても当のミミズが何処にも見当たらないのではないかと思います。 同じく逃避行の途中で仮に食料が尽きたとしても、先が全く見えない飢饉の時とは違い、この先に到着さえすれば助かる!~という確信がある場合。果たして2~3日空腹が続いたとして、ミミズを真っ先に食べるでしょうか?普通はそのまま我慢して少しでも先を急ぐと思います。それに仮に夏場ならば他にも食べられそうな植物がいっぱいありますし、冬場ならそもそも地面はカチンコチンに凍りついていてミミズを掘り出す事など不可能だと思われます。 P.P.S. 質問者に限らず、何故か「飢饉とミミズ食」に取り憑かれている人間、特に作家には多くて(笑)。サバイバル漫画として有名な『サバイバル (1976/さいとうたかを)』にも、主人公が空腹を凌ぐためにミミズを食すシーンが描かれているのですが…あれって完全に間違いと言いますか。いやミミズ自体は味はともかく食おうと思えば食えますが、あの漫画にある様な描写では絶対に食べられないと言いますか…まあ無理! まずミミズってご存知のように土の中に棲んでいて、エサも土というか腐葉土なんですね。で、ミミズは活動中は基本的に365日24時間、ほぼ休む事無く食べては糞をしてを繰り返していますので。通常、ミミズの体内にはその食べた腐葉土がたっぷりと詰まった状態が基本となるので、丁寧な下ごしらえをして処理しないとミミズ肉を食うとか以前に「腐葉土+消化された糞」を丸のまま一緒に食べる事になる訳です。これはミミズならいざ知らず、人間が口にしたらとてもじゃ無いですが食えたものではありません。いやもう飲み込めないです。本能が拒否しますので。 ですのでミミズを食べようと思うのであれば、ちゃんとした調理器具と洗浄のためのキレイな流水が十分に確保出来る環境が無ければ、気合いとか根性とかではミミズ食は人間には不可能なので。またそこら辺の土をほじくり返して捕れる様な一般的なサイズのミミズでは下処理をする事はほぼ不可能。食べるのであればかなり大型の種である「オオフサミミズ」か「シーボルトミミズ」とかじゃ無いと難しいと思います。普通の10cm程度のヤツだと、ミミズの身体の直径も細いので、中の泥を開いて掻き出すのが難しいです。 …とまあこんな感じですので。イメージとは異なり、ミミズ食は手間暇かけて下ごしらえする必要がある「土の中のフカヒレ」と言っても良いくらい食べるのに時間が掛かる食材なので、飢饉の時の様な一刻を争う緊急時の非常食には全く向かない、どちらかと言えば「平和な飽食の時代の珍味」とも言うべきモノだと思います。 因みにミミズを主食にしているモグラは、土の中でミミズを捕まえてもすぐには食べず、器用に口先だけを使ってモゴモゴと動かしながら端の方から少しずつ中に詰まった泥を押し出してキレイに吐かせて、ミミズの中をキレイにしてから食べる習性を持っています(モグラでさえ無理なものを人間が食えるとは思えません…!)。

kaitara1
質問者

お礼

取りつかれているというより、いろいろなご回答を得たいと思っております。現実的ではないことを丁寧に教えていただき大変ありがたいと思います。人肉の件はアンデス山中に墜落した旅客機では生存者が死亡者の肉を計画的に食したという話もあります。昆虫食などは一部では具体化されているようですが、回答者さまのご意見なども伺いたいと思いました。

その他の回答 (5)

  • 4017B
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回答No.6

>マンイーター 食べるとしたら骨髄ですね。グラム当たりの脂肪量が8割と高カロリーを期待出来ますので。脳ミソも同じく主成分は脂肪分なので、グラム当たりの脂肪量が6~7割でこちらも高カロリー食品となり得ますが…骨髄や肉組織部分を食べるよりも、かなり抵抗感と言うか忌避感が高まるかと思いますので。まあ余りオススメはしませんね。 しかし逆に全く抵抗感が無い人であれば、脳ミソは頭を叩き割りさえすれば容易に1kg近い食材がまとめて手に入りますので、サバイバル食品としては優秀な部類と言えるかもしれません。通常の大腿骨などを割って、その中の骨髄部分を取り出すためには、ハンマー等の頑丈で扱い易い器具が必須ですから。脳ミソならそこら辺の石を脳天に叩きつけるだけで、何とか中身を取り出す事が出来ますから(まあ凄惨な現場にはなりますが…)。 あと骨髄も脳ミソもビタミン類が多種多様に豊富に含まれているので、痩せ細って餓死した人肉を無理して食べるよりかは、グラム当たりで得られる栄養価は大きくなるかと思います。「骨髄の雑草煮」とかにすれば、かなり忌避感も薄れるんじゃないかと…?あと因みに骨髄も脳ミソも血抜きをちゃんとしていれば、臭みが無いので生食し易い食材ですね(笑)。いわゆる「異常プリオン問題」は今回、考慮しない事とします。 >昆虫食 21世紀と言うか22世紀?の新食材ですね。サバイバル食の問題はさて置き、新時代の食材として昆虫食を考えた場合。既存の牛豚鶏などに比べて圧倒的なメリットがあります。それは "飼料要求率" です。 少しweb検索などで調べてみれば分かりますが、グラム当たりの栄養価だけで言えば一般的な牛豚鶏の食肉と昆虫食に大きな差異はありません。大体、グラム当たりで「タンパク質の含有量が60%前後」になります。では何が昆虫食の最大のメリットになるかと言えば、一般的な食肉用の家畜に比べて「与えたエサの量に対して最終的に得られる動物性タンパク質の量が圧倒的に多い」のです。これを専門用語で "飼料要求率(飼料転換効率)" と言い、一般に1kgの肉を得るために何kgの飼料が必要になるかを計測して、この飼料要求率を割り出します。 例えば一般的な肉牛の場合、1kg毎に8kgの飼料が必要とされています。つまりは「飼料要求率:8kg」となる訳です。高級黒毛和牛とかだとさらに数字は大きくなり、1kgの肉を得るためには10kg以上の飼料が必要となり、「飼料要求率:10kg」となります。鶏ブロイラー種の場合だと「飼料要求率:1.63kg」とされていますので、牛に比べて圧倒的な変換効率を誇っています。小売価格で鶏肉が牛肉に比べてすこぶる安い理由が分かるかと思います。因みに豚肉の場合は概ね「飼料要求率:2.8kg」とされています。 さあそれでは我らが昆虫食では、この飼料要求率は如何ほどなのでしょうか?さぞや凄い数字を出してくれているものと期待が高まりますね! - カイコ(幼虫): 飼料要求率:4.22kg - ウジムシ: 飼料要求率:2.5~3.5kg - コオロギ: 飼料要求率:2.1kg ~となっています…て、あれ?鶏肉と比べてだいぶ効率が悪くね?豚肉以下じゃん!はい、実は "数字のトリック" がココにはあります。それは可食部分の割合が抜けているのです…! 前段の人肉食の項でも少し触れていますが、鶏を1羽絞めたとしても、それを完全に丸ごと100%全てを無駄なく完食する事は不可能です。ざっと思い付くだけでも、羽毛、骨、爪、内蔵~等々。肉用の家畜と言っても、その体の100%を食べられる訳ではありません。鶏ブロイラーの歩留まりは大体、1羽当たりでkg換算で40%前後です。つまり半分以上は食べる事無く捨てられているのです。肉牛に至っては可食部位は全体の30%にまで落ち込みます(豚でも45%程度)。 一方、昆虫食の場合。仮にカイコ(幼虫)を食用利用する場合。基本的にはほとんど丸ごとそのまま全てを利用可能です。つまり可食部位が100%だと考える事が出来ます。コオロギの場合も同様で、このタイプの昆虫食は乾燥処理の後に粉末にしてプロテインパウダーとして加工食品の原材料とする事が主になるため、やはり可食部位は100%だと考えても差し支えありません。その他の種類の昆虫食の場合もほぼ同様で、昆虫食の場合は可食部位の利用効率は平均して80%以上の高アベレージとなります。 そうなって来ると前述の家畜類の飼料要求率との比較数値の意味合いが大きく変わって来ます。つまり実際の鶏の可食部位の利用可能率(40%)を計算式に組み込んで再計算し直すと… - 鶏ブロイラー種: 1kg*40%/1.63kg → 0.4kg/1.63kg == 1kg/4.075kg ~となり、実際の鶏ブロイラー種の食肉としての飼料要求率は約4.1kgとなるため。計算上はカイコとそれほど変わらない事が分かるかと思います。またカイコの幼虫は昆虫食の中でも比較的、転換効率が悪い方の昆虫種なので。最も転換効率が良い種類の昆虫種であれば、実際の可食部位の利用可能率で表した飼料要求率が3kg以下のモノは多数存在しています。その代表格が「ウジ虫(ハエの幼虫)」です。 そしてさらに特筆すべき昆虫食のメリットとしては、飼育にかかるコストが既存家畜種と比べて全て10分の1以下で済むというものです。具体的には… - 肥育期間(飼育期間) - 必要な真水 - 必要な飼育スペース - 必要な電力(或いは化石燃料) ~等々です。例えば牛肉は1kgを生産するのに約20000Lもの水が消費されるのに対し、ウジ虫を1kg分にまで飼育するためにはわずか8L程度の水で済みます(牛肉の0.0004%)。また牛肉の場合、肥育に必要な飼育スペースは "牛肉:5g/m2" になるのに対し、ウジ虫の飼育スペース効率は "ウジ虫:66g/m2" になるため、昆虫食の単位面積当たりの収穫量は牛肉の13倍以上にもなります。このため相対的に昆虫食のための温室効果ガスの排出量も圧倒的に削減する事が可能となり、牛肉の場合に比べて0.01%以下になると試算されています。 何故、この様なハイパフォーマンスを達成出来るのかと言うと、昆虫類は牛や豚などの哺乳動物とは違い節足動物なので体温が周囲の気温に連動して変化する「変温動物」だからです。つまり昆虫は食べたエサを自分自身の体温維持のために全く消費しないため、純粋に自身の体の成長のみに消費する事が出来るため、与えられた飼料に対しての飼料変換効率が非常に良くなるのです。逆に牛や豚、鶏などは自身の体温を気温に関係無く一定に維持する代謝エネルギーに食べたモノの大部分を消費する恒温動物であるため、変温動物に比べてより多くの飼料と肥育期間が必要とならざるを得ません。 これはその動物自身から見れば己の生命維持に必須のための絶対に無くせないエネルギーではありますが、一方でその動物を家畜として肥育する人間側から見れば無駄なコストとも言えます。どうせ最終的には締めてしまい、その肉だけを頂きたい訳ですから。余分な生命維持活動などは行わずに、さっさと大きくなって肉の塊となってくれる方が食肉用途の動物としては理想な訳です。この観点から見ても昆虫食はずば抜けて優れている事が分かります。 以上の様な温室効果ガスの排出量が少なくて済み、利用効率が高い食品群の事を "サステイナブルフード: Sustainable-Food (持続可能食品/環境負荷低減食品)" と言ったりもします。一般には豆腐などの植物由来製品が多いのですが、昆虫食は前述の様に転換効率も利用効率も高く、CO2排出量もずば抜けて少なくて済むため、サステイナブルフードとしては満点の超優等生食品だと言えます。ただし現時点では昆虫食は人間が直に昆虫を口にして日常食として食べるには、まだまだ乗り越えるべき壁があります。心理的障壁もありますが、その多くは安定供給のための生産施設がまだまだ十分に数が足りてないという事です。 また多くの人が知らないだけで、既に多くの食用魚の養殖施設では昆虫由来の飼料をエサとして与えて肥育している施設が増えて来ています。質問者も知らないだけで、今までに昆虫食で育てられた養殖魚を食べているかもしれませんね。

kaitara1
質問者

お礼

全ては循環しているという事ですね。菜食主義者だって動物由来の何かを食べているはずですから、区別はできませんね。人間の祖先も死んだ動物の骨髄を常食していたという話を聞いたことがあります。

  • eroero4649
  • ベストアンサー率32% (11074/34518)
回答No.5

ガダルカナルとかニューギニアとかインパールみたいなとんでもない飢餓の話が残る戦場では、食える動植物は全て姿を消したなんてことがよく手記に出ていますね。

kaitara1
質問者

お礼

すべて状況次第だろうとは思いますが、戦争と自然災害とでも違うのでしょうね。

  • DESTROY11
  • ベストアンサー率23% (804/3490)
回答No.4

救荒食物という意味ではなく「食べられるか?」という話なら食べられます。ワタシは食べたことあります。 東京・上野にあった中華料理店で特別注文で出してもらいました。(現在は閉店) 材料は香港から取り寄せたといっていたので、向こうではなんかしらの方法で食べることがあるのかもしれませんね。 辛味噌で味付けされており、歯ごたえは「ホルモン」でしたね。 ぶっちゃけていえば「こてっちゃん」でした。

kaitara1
質問者

お礼

積極的に機会があったらまた食べてみたいというようなものではなかったのでしょうか。

  • DESTROY11
  • ベストアンサー率23% (804/3490)
回答No.2

日本では享和2年(1802年)に米沢藩が飢饉時の救荒食物ガイド「かてもの」という本を出版しました。 これには食べられる動植物や調理法などが記載されているそうです。 虫やミミズなども載っているかもしれません。 国会図書館のデジタルライブラリで閲覧できますが、現代語訳ではないので、具体的な内容はわかりません。 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1183113

kaitara1
質問者

お礼

ご教示に従って私も見てみましたが、どうもミミズは出ていないようでした。

回答No.1

北朝鮮から逃げてきた人は、ミミズや虫なんでも食べていた。それらを食べない奴らは死んでいったと言ってたな。

kaitara1
質問者

お礼

記録より体験談のほうが信用できますね。

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