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同調
他人とは決して100%分かりあえる事はできないのに、どうして人は同調する(しようとする)(させようとする)のでしょうか? 同調の精神状況とは何なのでしょうか?
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実験心理学の領域では、「同調」というと、自分以外の多くの人が同じ行動をとっているときに、自分も別の人たちと同じ行動をとってしまうということを意味する場合が多いです。もしも、この意味で「同調」という言葉を使っているのでしたら、「他の人がみんな同じ行動をとっているのだから、その行動が正しいに違いない」という判断や、「せっかく満場一致になりかけているのに、その和を自分1人のせいで乱すわけには行かない」、「少数派になってしまうのはいやだ」といった気持ちが働くと考えられます。このように考えると、「他人とは決して100%分かりあえる」かどうかは問題ではありませんよね。 もしも、同調という言葉を、単に、誰かの意見に賛成したり、行動を真似るという意味で使っているのでしたら、いろいろな事態が考えられます。単に、自分の決定や行動に自信がないからとりあえず他者に従っておくというだけかもしれないですし、あるいは、その人に対する好意がその人の行動等を真似すること(例えば、好きな俳優の髪型を真似る)につながるのかもしれません。 いずれにせよ、「他人とは決して100%分かりあえる事」以外にも同調という行動を導く原因はたくさんあると思いますので、同調の精神状況は状況に応じて様々だということができるのではないでしょうか。
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- cotiku
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めだかが一匹で泳ぐより2匹で泳ぐ方が安全なのと同じで、集団行動は生物の種の保存のために本能的に組み込まれた本能ではないかと考えます。100%分かりあえなくても利害が一致すれば同調しましょう。
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どうもありがとうございました。とても為になりました。
- popesyu
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同調とは集団と個の関係において、例えば集団内の意思決定の過程を分析する際に用いられる用語で、個対個の関係を述べたものではありません。 例えば集団で議論した際などに、規範的影響(尊敬されたいとか認められたい)からより過激になりがちとはされていますが、分かり合いたいという因子がそこにあるとは特に言明されていません。 もしそういう仮説を持っているのなら卒論にでも使ったらどうでしょう。
お礼
どうもありがとうございました。とても為になりました。
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