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学術研究と定義
「学術研究は、定義に始まり、定義に終わる」という考え。 ーーー真か、偽か。
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- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10005/12514)
再度のお礼とコメントを拝読しました。 なるほど、一面的な断定は危険、ということですね。納得です。 学術論文を執筆するときなどは、得てしてその内容のみに拘泥しがちですが、お尋ねのような問題提起、つまり、多様な方法論を吟味してみることも大事ですね。この際、その重要性を改めて認識させられた気分です。ありがとうございました。 新しい展開や提案の回答でなくて恐縮ですが、以上、お礼とご返信まで。
- QCD2001
- ベストアンサー率58% (325/554)
「学術研究は、定義に始まり、定義に終わる」 たとえば新型コロナウイルスについて学術研究を行うためにはどれが新型コロナウイルスであるのかがわからなければなりません。そうでないと、他の種類のウイルスを新型コロナウイルスであると勘違いして他のウイルスを研究してしまうかもしれないからです。ですから、どれが新型コロナウイルスであるか、つまり新型コロナウイルスの定義が必要です。 しかし、新型コロナウイルスの定義をするためには、従来型のコロナウイルスがどんなもので、新型コロナウイルスが従来型とどんな違いがあるのかがわからなければなりません。つまり、調査が必要です。調査を行わなければ定義をすることができません。 従って「新型コロナウイルスの学術研究は定義に始まる」ことはできません。 ほかの分野も、どんな分野もまず調査や情報収集によるデータの蓄積がなければ、定義をすることができませんから、どんな分野も「定義に始まる」ことはできません。 従ってこの命題は偽です。
お礼
明快な否定の結論ですね。 すると 「研究は、調査に始まり、定義で終わる」 となるでしょうか。 傾聴すべき見解だと思います。 回答をありがとうございました。
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10005/12514)
「質問者からのお礼」を拝見しました。 >平たく言えば、「大体そうだが、時と場合によりけり」ということでしょうか。 ⇒はい、おっしゃるとおりです。 >どういう時とどういう場合が当てはまらないのかが、次なる規定課題となりますね。 ⇒そうですね。おそらく、哲学、論理学、言語学(特に意味論)などのテーマの場合は、該当する確率が高くなる、と言えるでしょう。 ということは、それ以外では当てはまらない部類が多い、ということになりそうですね。
お礼
再回答をありがとうございました。 学問「分野」による区分というご回答のようです。 ただ、理論物理学では、例えば「光」の正体がニュートンによって粒子だとされたのが、ホイセンスによって否定され、「波動」だとして多くの現象が説明できるようになりました。 さらに19世紀中頃には、マクスウェルが「電磁波理論」を完成させ、電波やX線など電磁波も光の一種であると追加しました。 さらにさらに、アインシュタインによって粒子説も復活統合され「波であると同時に粒子である」と再定義され、完全に統一的に分かるようになりました。 理論物理学も該当する気がします。 もっと言えば、教育学でも「生活指導」は「教師が子どもの生活を指導する」から「生活が教師と子どもを指導する」と再定義したことで広い視野と可能性を手に入れました。 これらは看護学、衛生学、医学、福祉学、多くの分野でも当てはまるような気もしないではありません。
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10005/12514)
以下のとおりお答えします。 >「学術研究は、定義に始まり、定義に終わる」という考え。 ーーー真か、偽か。 ⇒最大限簡潔に答えるとしたら、こうです。すなわち、「仮にも、常に真であるとは言えないが、時と場合によっては、まさに核心を突く真である。」
お礼
平たく言えば、 「大体そうだが、時と場合によりけり」 ということでしょうか。 どういう時とどういう場合が当てはまらないのかが、次なる規定課題となりますね。 回答をありがとうございました。
お礼
再々どの応答に深謝いたします。 あらゆる研究に考察は必須であり、その帰結としての定義とみれば「真」かもしれませんが、 同時に、そう言ってしまえば同語反復かもしれません。