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学術研究におけるオリジナリティとは
タイトルの通りです. 学術研究(学術論文)におけるオリジナリティとは何でしょうか. 「今までになかった新しい方法でやってみた」 というのはわかりやすい例ですが, このほかに「オリジナリティがある」という事例はどのようなものでしょうか. 「よく知られている手法だけど,今まで適用したことのないことに適用させてみた」 というのもオリジナリティでしょうか. また,より価値のあるオリジナリティとはどんなものでしょうか. とくに,工学分野での価値観を知りたいです.
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入り口の違い、(切り口の違い) 通り道の違い(従来分野、新たな手法) 出口の違い(従来手法、新たな適応分野) これらの組み合わせでしょう。 価値は、オリジナリティとしての価値ではなく、研究自体が魅力的かどうか、 例えば従来手法に比べて問題解決が容易になった、コストがかからなくなった、時間が短縮された、原理により忠実になった、再現性が高まった、などということで、オリジナリティはあくまで結果に過ぎないことです。
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- tera_tora
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特許とも絡みますが、学術分野におけるオリジナリティとは、新規性と進歩性です。学術分野においてはいずれかを満たせば、研究の対象となると思います。(ちなみに特許ではいずれも満たさなくてはなりません) 新規性とは、これまでにない新しい事を行うことです。 進歩性とは、これまでに既にあった物をより進歩させることです。 新規性のほうは分かりやすいと思いますが、進歩性とは抽象的な概念で分かりづらいと思います。これは特許の例ですが、真珠養殖を成功させた日本人として御木本幸吉という人がいます。新規性は真珠養殖成功、進歩性は真珠養殖の成功率を上げたことです。真珠養殖とはいえ成功率は2-3%未満ですが大発明となりました。研究者だと成功率2-3%なんて、ダメに等しいとお思いでしょうが、これは日本を代表する発明であると認識されています。他にも、自動車の燃費を上げることも発明の価値(もちろん、学術的価値も満たす)があります。 学術分野だとなかなか気付かないところですが、工学系において最も重要な研究は発明、あるいはモデル化することです。学術論文はそのための糸口にしか過ぎません。これは理学系と違うところで、理学系は発見することが重要な研究対象となります。なので工学系と言うことで、ここでは敢えて、特許に触れてお話しました。 基本的に論文などの研究段階においては新規性あるいは進歩性のどちらかを満たしていれば、研究としての価値を認識してもらえます。これは私だけでなく、実際発明をした人なら同じことを言うと思います。
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ありがとうございます。 新規性と進歩性を同時に満たす研究というものがよく分かりません。 新規なのだから、進歩したかどうかの比較対象すらないのではないでしょうか。
お礼
ありがとうございます。 オリジナリティは客観的に評価できるかと思いますが、 魅力的かどうかは主観によりますよね。時代によっても変わってくると思いますし。 研究の価値はタイミングということでしょうか。