あなたがどこまで分かっていて、何が分からないのか書かれていないので分かりませんが、これは単なる比の計算をするだけです。ご丁寧に①に「CH4が1個反応するとO2が2個反応する」とかかれています。原子やら分子やら得体の知れないものかもしれませんが、やっていることの本質は小学校でやった計算と何ら変わりません。反応式の係数がそのまま反応/生成する分子数の比になっています。
①係数比からCH4とO2は1:2で反応するので、CH4が2個反応するならO2はその2倍の4個反応します。
②molというのは6×10^23個、つまりは膨大な「個数」です。要は本質的には「個」でしかありません。ですので、問題文中の「mol」をすべて「個」に置き換えて読んでも同じ事です。
ここでは、CH4が3 mol(個)反応したときなので、係数比からO2はその2倍の6 mol(個)反応します。
③ヒントがなくなりましたがこれまでと一緒です。係数比から、反応するO2の数と生成するCO2の数は2:1です。よってCO2はO2の半分の2 molできます。計算式もかきましょうか。
4 mol ÷ 2 = 2 mol
④ここから質量との換算が必要になりますが、難しいことではありません。問題文に質量数が与えられていますが、要はこれが原子の質量なのです。例えば C=12 というのは炭素Cが1 molあるときの質量が12 gであるということです。そして全体の質量は部品の質量をすべて足し合わせればよいのです。CH4なら炭素Cが1個、水素Hが4個あるので、CH4が1 molで、
12 × 1 + 1 × 4 = 16
これがCH4分子1 molの質量、分子量なのです。
では、32 gのCH4は逆に何molかというと、
32 ÷ 16 = 2
ということで2 molです。あとは係数比からH2OはCH4の2倍できるはずなので、答えは4 molです。
ここまでの説明で⑤、⑥はもう解けるはずですので自分で考えてみてください。一応答えを下に載せますが、できるだけ自分の頭で考えてください。新しい記号や考える対象が難しいだけで、本質的な計算は小学生レベルです。まずはそのことを認識しましょう。高校化学はほぼ比の計算なので、それさえ分かれば簡単です。頑張ってください。
⑤C=12、O=16より、
12×1 + 16×2 = 44
よってCO2の分子量は44であるから、CO2 44 gは1 mol。係数比よりCO2:O2 = 1:2であるから、反応するO2は2 mol。
⑥CH4の分子量は16であるから、
48 g ÷ 16 g/mol = 3 mol
よってCH4は3 mol。係数比よりCH4:H2O = 1:2であるから、生成するH2Oは6 mol。
H=1、O=16より、
1×2 + 16×1 = 18
よってH2Oの分子量は18。H2Oが6 molあるので、
18×6 = 108
よって生成するH2Oは108 g