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資格で食っていく生き方
- 知人、42歳、造船所で設計部スタッフをやっていましたが、近々その造船所が新造船事業から撤退するということで、問答無用で失職する200人くらいの一人になってしまいました。次どうするのか?と聞いたら、「社労士の資格を取る」とのことでした。思うのですが、「資格を取って、その仕事をする」というのは、そんなに安定した生き方なのでしょうか?
- 社労士なら社労士がイヤになったら、また他の事を探すというのは大変ですよね。ましてこの知人みたく、「〇〇の仕事がイヤになったから」という理由で、設計エンジニアが社労士って、どうなんだろう?「楽しくない」というのは、リスクのうちには含まれないのかなあ?と私なんかは思います。設計が好きで大学卒業してこれまで仕事してきたんだから、船がイヤならよその造船所の船、機械、プラント、自動車部品・・・それを選ばない理由が、「社労士は資格さえ取ってしまえば安心だから」というのは、ぱっと聞いて人が納得する理由になるのでしょうか?
- *最近ニューヨークの弁護士資格試験にお落ちになった某花婿は、その前は法学部卒でもなく、銀行員でしたよね。特段法律学に魅せられてそうなったとはとても思えなくて、やっぱり「資格なら安心」と思ってそうなったのかなあ?とは思います。
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質問者が選んだベストアンサー
20年くらい前に資格ブームがあって、もうそのときに「資格というのはあくまでその能力を有していることを証明している道具にしか過ぎなくて、大事なのは実務能力だ」っていうことが明らかになったのですが、今でも「とりあえず資格という肩書をとっておけばそれで仕事が見つかるだろう」って昭和の思考回路のままの人がスタンダードで全くアップデートできていないっていうのが、「周回遅れニッポン」の現状を象徴していると思うのですよね。 その知人には「お前さ、実務経験が全くない元銀行員の42歳がCADの資格をとりましたからとかいってお前の(以前に)勤めていた会社に応募してきたら採用されんの?」といえばいいですよ。常識的に実務経験がない40代の人はいくら資格を持ってても、ましてや畑違いなら全く相手にされないですよね。「未経験者なら若い人。中年なら経験豊富なベテラン」でしょう。40過ぎたら「何がやりたいか」じゃなくて「何をやってきたか」になります。 あともうひとつは、その人が「何か食える技術(資格)を持とう」と思ったときに社労士なんていう手垢がベットリついたものに今さら興味を持っているという時代遅れさ加減もありますよね。 これから自動車という時代に俺は馬車を作る職人になるというようなものです。業務を行う上で有資格者は必要だけど、細々とした日常業務はどんどんIT化されていく時代です。そうなると有資格者に求められるのは、ITでは対応できない「経験に基づく知恵」です。設計の業界なんて日々IT化が進んでいただろうから、そこにいて時代の風を感じなかったの?とも思います。 おそらくもう設計の世界はほぼ全てIT化、パソコン化されていたと思います。設計の技術者ですから、基本は理系でしょう。 だったら畑違いの分野に行くならそこはIT技術者で、例えばITセキュリティの技術者というのは現状でも19万人も不足しているそうです。そんなに不足しているなら、少々技術が低くても経験が不足していても、使えそうなら活躍の場はありそうですよね。 今でも日本のIT技術者には「文系SE」なんていわれる人がいるほどです。海外ではそんなの考えられないです。ということは、文系でもSEをやってる人がいるのだから理系ならできるだろって思うのですよね。 おそらくその人は「いや今さらITの勉強も難しくて理解できない」というように思うのですが、だったら畑違いの社労士も同じなんじゃないの?と思います。 我々の考え方が昭和のままで30年以上もアップデートされていないって、かなりヤバいんじゃないかなと思うのですよね。
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- tetsumyi
- ベストアンサー率25% (1948/7539)
資格と言う物は必要だから取る物です。 資格があるから就職できるなんて事はありません。 資格を持っていても資格が、必要な求人は非常に少ない場合が非常に多く何の役にも立ってないことが多いです。 検索すると役に立たない資格がいっぱい出てきます。 資格とは会社が重大な事故、損害が出た場合に、資格者個人に責任を押し付ける目的の物が多いです。
お礼
仰る通りだと思います。 そもそもが逃げの姿勢で、安住の地を求めて資格にすがる、というのは、ちょっと何か違いますよね。 「宅建」とか「社労士」とか、もはや何の公的資格ですらない「心理カウンセラー」とか、 一体どれだけが必要とされて、どれだけが実際いるんだろう?とは思います。 (社労士」は、ちょっと崇高な資格ではありますが)
- gongorogon
- ベストアンサー率16% (706/4250)
転職なんてそんなもんでしょ。 危機感を感じたり、機会があれば活かしたい、チャレンジしたいと思えるのが資格です。 ですが、資格があれば安心というのとは少し違いますね。
お礼
そうですよね~。 いえ、前々から興味があったけどできなかった、幸か不幸か会社をクビになる、これを機会に心機一転! なら分からないでもないのですけど、 そんなのとは程遠い感じですよね、この知人は。
お礼
清々しい答えをありがとうございます! まさにそれが言いたかった(まあ、本人の人生は本人の自由ではありますが)。 確かに以前資格ブームがありましたね。そして使えない資格持ちがやたら増えたような気もします。それこそ宅建だのFPだの心理カウンセラーだの、です。 「資格さえあれば安心」というのは、やっぱり古い考え方ですよね。まあ、本人もかなりメンタルをやられてしまったみたいですので、すがってしまう気持ちもあるのかもっしれない です。
補足
「社労士」というのは、あるいは本人がメンタルを病んで、そこから思いついた何かかもしれません。 ただ、社労士って、今更あまりにベタで、あからさまにレッドオーシャンですよね。さすがに弁護士は無理、行政書士も厳しい、それで社労士・・・うーん、やっぱり資格というのは、あまり安直な気持ちで向き合ってはいけない、それこそ「リスク」だとは思います。