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野菜の流通について教えて下さい

祖父が農業をしています。祖父が野菜の単価は安いし農協などの手数料が多くて残るお金がないと話していました。 私は農業に関してなにもわからないので教えてもらいたいです。 ①なぜ野菜の値段は上がらないのでしょうか?どこの業界もコストが上がれば商品を値上げしますが野菜は無理なのでしょうか? ②野菜の出来がよくて沢山収穫できると安くなるらしいのですが日本は色々な地域で同じ野菜などが栽培されていますが国やjaがこの地域はこの野菜を栽培するとか決められないのでしょうか? ③jaの手数料ですが私が調べたところだと農家→地域農協(手数料、送料)→全農→市場→仲卸→小売店でした。市場から先ら必要かなと思いますが全農は必要なのでしょうか?各地域にある農協がダイレクトに市場や仲卸や小売店と契約できないのでしょうか?又祖父の地域には同じ野菜を作っている農家の組合があるみたいなのですがそこが各地域農協、市場と価格交渉や取引きはできないのでしょうか? 例えばその組合に敏腕の営業マンをつけて各農協や市場と交渉するような感じは無理ですか? やはり大きい農業をしていこうと思うと農協を通して農協のいいなりになるしかないのでしょうか? (個人で販売していこうとすると在庫などの心配があると思うので無理ですよね?) 農業や流通に詳しい方いましたら教えて下さい。

みんなの回答

  • eroero4649
  • ベストアンサー率32% (11082/34531)
回答No.5

1 他の方も指摘するとおり、不作などが起きると値段はガンガン上がります。今年の野菜の上がり方は主婦感覚では狂気ともいえるもので、大根がたっかいことたっかいこと。 そして大根の値段が上がればおでん屋さんも困りますし、刺身のツマを用意する居酒屋さんも困ります。野菜の値段が上がることは家庭や飲食店全体に直接影響があるので、誰もがみんな野菜の値段が上がることを望みません。 また、日本の「失われた30年(現在も継続中)」によってみんな買うに買えないという事情もあります。 2 国やJAが農家に対して「お前はこの作物を作れ」と命じたなら、そりゃ社会主義です。 そしてそうするのであるなら、豊作だろうが不作だろうがある一定以上の値段で買い取らないと農家としはやってられません。そこは質問者さんも同意するでしょう。お祖父ちゃんが国から何を作るのか命じられて、それなのに不作だったらその分しか買い取らないとかいわれたら腹が立つでしょう。 そしたらその場合は、豊作だろうが不作だろうが予め決まった金額を払うと決めないといけません。それなら農家も不作でも安心です。 しかし農家にとっては豊作にしても決まった金額しかもらえないわけですから、一生懸命作る理由がありません。なんだったら不作でも決まった金額が貰えるのですから。 かくしてどこの農家も一生懸命作らなくなります。社会主義が上手くいかなかった理由がこれです。真面目に働いても不真面目でももらえるお金が同額なら、真面目に働く理由がないのです。 3 それだけ中間マージンが多いということは、そこで中間マージンの仕事に就くことで生計を立てている人たちがいるということです。 そしてその人たちには、家族もいます。それで奥さんや子供を養っているのです。 その中間マージンを廃したら、消費者の元には多少安く手元には届くでしょうが、そのぶん失業者も出てしまいます。その失業者は東京で生活している人たちではなく、地方で暮らす人たちです。 つまり地方の失業率が上がってしまいます。今のところ、そういった地方でその失業した人たちが代わりに就く仕事がありません。 他の人もいうように、スーパーなどに直接納入していたり通販などをしている農家さんもポツポツ出ています。 だけどそれはとても大変です。まず、普通の農家さんだと相手にしてもらえません。直納できたり通販で売れるような農家さんはだいたいが「無農薬栽培」などの高品質な野菜を作っている人たちです。 無農薬栽培なんて都会モンは「農薬かけなきゃいいだけだろ」なんて思っていますが、虫はつくわ、病気になるわ出来もあまり良くないわでとてもじゃないけどそんな気軽にできるものではありません。 おまけに直販だと売れるかどうかは蓋を開けないと分からない。生ものだから今日1本も売れなかったから明日頑張って20本売ればいいというものでもありません。スーパーは今日の天気や曜日や他のお店の値段なんかを見ながら細かく値段を変えるとかする涙ぐましい努力をしていますが、その努力が農家にも求められてくるということになります。 それに比べるとJAは規格サイズのものをもっていけば引き取ってはくれるわけですから、ほぼ社会主義みたいなものです。 農業に競争原理を持ち込むということは、今私たちの社会が「ほんの一部の勝ち組」と「多くの負け組」で構成されているように、農家も「ほんの一部の勝ち組(昔の言葉でいう豪農)」と「多くの負け組(昔の言葉でいう小作農)」に分かれるということなのではあります。 JAのやり方は今となってはかなり効率に問題がありますが、ある時代までは非常に上手くいっていたからここまで大きくなったというのはあると思います。

  • 69015802
  • ベストアンサー率29% (383/1299)
回答No.4

和歌山県北部に住んでいます。近隣に地域農協直営や地元農家共同などの直販店が何軒かあります。季節の野菜はスーパーの1/3から1/2ぐらいで買えます。大阪や奈良からの客も多く明らかに業者とおぼしき客も結構います。(普通の人がピーマンやなすびをコンテナに何倍も買わないでしょう)ということは経費や中間マージン、廃棄ロス等がスーパーなどの店頭価格の大半を占めているということだと思います。 おかげでこちらは新鮮な野菜を格安で食べることができますが農家の方に申し訳ないような気もします。 農協は自民党の集票機構の一翼を担っているわけで政治献金するくらいなら農家に少しでも多く払えと思いますね。自民党は集票と献金しか興味なく末端の農家のことなんか考えていませんから。

noname#252929
noname#252929
回答No.3

>①なぜ野菜の値段は上がらないのでしょうか?どこの業界もコストが上がれば商品を値上げしますが野菜は無理なのでしょうか? 上がってますよ。 キャベツやレタスなど、年間で見れば、不作や災害などで3倍とかに値段が変動していたりします。 他にも肥料の価格高騰などでも値段は変わっています。 >②野菜の出来がよくて沢山収穫できると安くなるらしいのですが日本は色々な地域で同じ野菜などが栽培されていますが国やjaがこの地域はこの野菜を栽培するとか決められないのでしょうか? 指定はされていません。 農家が決めています。 ただ、野菜類というのは、その作業の手間などで簡単に変えられません。 路地栽培ができるナスと温室栽培がメインなトマトを切り替えるとなればその設備投資だけでも大変なことになるわけです。 また、ある程度手間のかからない野菜や、手間暇のかかる野菜などもあり。農家のやり方によっても変わるわけです。 毎日収穫がある様な野菜だと、旅行なんかにも行けません。 収穫しなければ伸びすぎてダメになってしまうから。他の仲間に収穫を頼むなどしなければならないわけです。 そういうのを年間で考えながら農家は何を作るかなど考えています。 >③jaの手数料ですが私が調べたところだと農家→地域農協(手数料、送料)→全農→市場→仲卸→小売店でした。市場から先ら必要かなと思いますが全農は必要なのでしょうか?各地域にある農協がダイレクトに市場や仲卸や小売店と契約できないのでしょうか?又祖父の地域には同じ野菜を作っている農家の組合があるみたいなのですがそこが各地域農協、市場と価格交渉や取引きはできないのでしょうか? 例えばその組合に敏腕の営業マンをつけて各農協や市場と交渉するような感じは無理ですか? やはり大きい農業をしていこうと思うと農協を通して農協のいいなりになるしかないのでしょうか? (個人で販売していこうとすると在庫などの心配があると思うので無理ですよね?) この辺もう少し自分で考えながら調べてみませんか? 単純に地域農協、全農と書かれていますけど、 これは、集荷場、品質確認、地域の集荷センターまでと、JAの地域のセンターから、各地の市場までになるわけです。 JAは、その野菜が必要とされる地域を調べ(季節や需要者によって変わるでしょう?)、そこの市場まで運ぶ手段としてのトラックなどの手配もしているわけです。 あなたが毎日、この野菜は今の時期にどこは取れないからそっちへ運んだ方が良いだろうと調べたり、そこまでのトラックの手配なんてできるでしょうか? これ、出荷がある毎日行わないといけないんですよ。 また、遠い距離なら、トラックの費用も大きくなります。1農家などの量と1日の量でその運賃が賄えるのか?というのもあるわけです。 どういう仕事があるのかを考え、その場所でとういうことをやっているのか、それらにかかる費用はどれくらいなのか?なんかを考えていけば比較的簡単にわかる部分のはずです。 地元の市場に出すというのもありますけど、地元の市場って、結局出す農家の近くですから、同じ野菜は作れているわけです。 そうすると元々輸送代が掛からなくなるので、安くなるわけです。 高く売るために、それが取れない地域を探して送っているんです。 そういうの、個人で休みなくできますか? そういうところも考えてみてください。 まぁ、農協もあくどいところも結構ありますが、必要なところもあるところです。 あなたも自分で考えてみたいのなら、他の人だって先に考えています。 でも、あまりできていない。これが現実。 なんで出来ていないんだろう?を簡単に聞くより、調べてみた方が身に付きますよ。

回答No.2

①「需要と供給」のバランスから価格形成は成り立っています。どんなにコストがかかろうとも需要数が少なければ価格は下がります。逆にあまりコストをかけていなくても需要数が多ければ価格が上昇します。 ②国やJAが栽培する作物を強制させることはありません。共産主義国家じゃないんですから(笑)。それに、畑の土地の性質などは実際に作業をする農家自身がよく知っていることですので、自分でしっかりと考えた上で栽培する作物を決めるべきです。それを国やJAに決めてもらおうなどと思うのは「甘え」以外の何ものでもありません。 ③必要な方には必要ですし、必要ない方には必要ではありません。 「農家の組合」とおっしゃっていますが、それは「農協内の互助会」的な組織ではないでしょうか?なので「各農協や市場と交渉する」ことは無理ではないでしょうか。 実は日本では「各農協や市場と交渉する」ことはほぼ困難になっています。それは各地域の市場はほぼすべて全農の息がかかっているからです。できるのは「個人単位で店舗などと契約する」ことです。有名レストランなどと直接契約して、農協などに加入せずに作物を高額で販売している農家も存在します。ただし、そのハードルは高く「有機・無農薬栽培」など農家には手間暇のかかる方法を義務付けるレストランもあります。市場に出回っているものと大差のない野菜を高額で買う愚かなお店はありませんからね。 あと、農協などの組織に入っていると、例えば災害時には共済金が支給される仕組みがありますが、農協に加入していないと災害時には何の保証もされません。

  • t_ohta
  • ベストアンサー率38% (5241/13712)
回答No.1

(1) 市場で競りにかけられて、需給バランスで値段が決まるので必ずしも農家のコストが反映される訳ではありません。 卸業者がどれくらいの価値を感じてくれるか次第になってしまいます。 (2) ある程度は栽培する作物の推奨を行ってコントロールしていますが、何を作るかは農家個人の自由ですから最終的に選ぶのは農家の方です。 強制的に作る作物を指定することはできません。 (3) 最近は農協を通さず直接大手スーパーやレストランチェーンなどに販売する農家さんもいますよ。 スーパーやレストランチェーンに直接販売する場合は、農家とスーパーなどの交渉で価格が決まりますが、市場を通して販売する場合は競りを行う以上価格交渉の場所が無く競りの結果で値段が決まってしまいます。 いくら以上じゃなきゃ売らないと言ってしまうと、売れなかったモノは返品されてくるだけで1円にもならず配送料などの分だけ損してしまいます。

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