>全国農業共同組合連合会(JA全農)の改革提言をJAが認めない。とか言ってますが、頭の悪い自分には、きちんと飲み込めません。
別段頭が良いとか悪いという問題ではありません。
如何なる組織でも、外部からその組織の改編を迫られれば、組織を擁護するために反論します。
その反論が保守保身の理論であろうがなかろうが論じたてます。
第三者に分かり難いのは当然です。
個々の問題もさることながら、そもそも農協というのはどのような組織でその実態はどのようなものかということを御理解頂く必要があるかと思います。
農協という名称から営農者の組合のような印象を受けますが、営農者は組合員の数%で大半が准組合員と呼ばれる人達です。
この人達はJAバンクと呼ばれる農協の金融部門の利用者です。
農協はこの金融部門によって支えられているというのが実情です。
農協改革というのは、いずれにせよこの農協の経済力を削ぐことになります。
農協としては死活問題だということになります。
>今後の農協とか、米の生産者などには、どのような影響があるのでしょうか?
いずれにせよ農協は変革されます。
場合によっては組織の一部が分離されたり解体されるかと思います。
参考
小泉進次郎もキレた!...「JA(農協)改革」で抵抗勢力と ... - Naverまとめ
matome.naver.jp/odai/2147649826797407301
生産者と一括りにして一概には言えません。
既に地域の農協に依存せずに営農されている方々にとっては、農協がどうなれ直接的な影響はありません。
とは言え、競争相手が増えるという影響はあるかとは思います。
農協に依存して営農されておられる人達にとっては多々影響が出てくるかと思います。
具体的にどうか、と言われましても、個々の生産者がどの部分で依存していたかで違いますのでこれも一概には言えません。
お米の生産者に最も影響があるのは、政府による米の買い上げ制度すなわち食糧管理制度です。
ただし、現在は自主流通米というのが発達していますので一時期よりは影響は軽微かとは思います。
お米の生産者のみならず営農者全体に影響があるのが農業補助金制度でしょう。
470種類あると言われています。
この二つの制度に深く関わり合っているのが現在の農協です。
参考
農業補助金をもっと知ろう!~その仕組みとカラクリ~ - 農業ビジネス
agri-biz.jp/item/detail/3174
農協の改革が進めば早晩この二つの制度の見直しも行われるでしょう。
営農者個人の収入に関わりますので、こちらの見直しの方が農協の改革よりも遥かに大きな影響を及ぼすものと思われます。
>そもそも農業ワーキンググループなどあることも知りませんので、解るように教えて頂けないでしょうか。
農業ワーキンググループというのは、内閣府に設けられている規制改革会議の下部組織です。
農業の他に各部会(ワーキンググループ)があります。
規制改革会議というのは現在の安倍内閣で設けられたものですが、歴史的には非常に古い組織です。
郵政の民営化なども手掛けたことがあります。
平たく言えば政府が法案を作る際の諮問機関です。
場合によっては法案の骨子を作ります。
参考
規制改革会議 - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/規制改革会議
お礼
ご丁寧な説明ありがとうございました