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競技用車いすの「 鬼キャン 」の理由
パラリンピックの試合を見ていると、テニス、バスケやラグビー用などの一部の競技用車いすでは、両主車輪に極端なポジティブキャンバーを付けて所謂「 鬼キャン 」の状態になっています。極端なポジティブキャンバーにはどのようなメリットがあり、もう一方で、その角度を決めるポジティブ度の上限を決める制約は何なのでしょうか。 また、市販されている自動車の多くで採用されているサスペンションが動作するとキャンバー角度が微妙に変化するような工夫は、やはり競技用の車いすでも採用されているのでしょうか。 理由を機械工学に基づいて理論的に説明できる方の回答を期待しております。
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- Higurashi777
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回答No.1
キャンバー角がつくと、回転性がよくなります。 競技用の車椅子の場合、軽快なターン性能が要求されます。これを満たすためにキャンバー角がつけられています。 この角度は競技ごとに推奨角度が違い、テニスの場合は20-22度、バスケの場合は16-20度が主流となっています。 また、キャンバー角がつくことにより、駆動輪をこぐ手が車椅子の全幅内におさまるため、他人(他車)と接触しそうな際に手が当たらない(巻き込まれない)というメリットもあります。 更に、キャンバー角をつけることにより「衝突しても倒れにくくなる」というメリットもあります。 で、サスペンションですが、キャンパー角を可変にすると扱いにくくなるので基本的には「キャンパー角を変える」という目的ではサスペンションは搭載されません。 参考 https://www.oxgroup.co.jp/products/sports.html https://www.ottobock.co.jp/mobility/wheelchair/sport/multisport/ 以上、ご参考まで。
お礼
回答をありがとうございます。貴方の回答には「 現状は… 」は述べられていますが、私の質問にある「 その角度を決めるポジティブ度の上限を決める制約は何なのでしょうか。」に答えられていないのが不満です。貴方の他に回答者がいないことからから判断すると、ユーザーの経験から長い製作歴史の中で決められたのかもしれません。しかし、貴方の添付してくれた Webリンクのカタログの中には「 車いすバドミントンを徹底的に解析 」という言葉があります。公開が許される範囲でよかったので、その解析の中身を見たかったですね。