教えてください。以下の4行はある有名な讃美歌の一節なのですが、最後の行の意味が取れません。
Quel ami fidèle et tendre
Nous avons en Jésus-Christ,
Toujours prêt à nous défendre
Quand nous presse l’ennemi!
上の最後の行ですが、もしnousが主語であれば、次の動詞はおそらく
pressonsとかになると思うのですが、presseになっています。ということはこれの主語はL'ennemiなのかなと思われるのですが、フランス語ではこのような語順ありなのでしょうか。まだわずかな知識しかありませんが、
Quand l'ennemi nous presseであれば納得できる意味になるのですが、長い間謳われてきた歌ですので、間違いがあるとは思えず、途方に暮れています。
フランス語の初学者ですので、かみ砕いた解説をいただけると助かります。
Quand l'ennemi nous presse
この手の倒置は面倒です。
ちゃんと説明しようとすると、参考書10ページくらいになるので、細かい点は省きます。
1.主語が代名詞の時、従属節では倒置しません。
2.主語が名詞の時、倒置できる場合があります。
ただし、条件があります。
2-1.英語で言う wh が絡むとき
2-2.目的語が動詞の直後にないとき
例えば、関係節。
les livres que vend Amazon
「Amazonが売っている本」
接続詞でも、wh関連であれば倒置することがある。
Quand arrive le printemps, ...
「春が来たら」
comme passe le temps
「時がすぎるにつれ」
Quand nous presse l’ennemi !
はもちろん、この仲間です。
目的語が動詞の前に来ているので、倒置が可能になります。
お礼
明快なご説明ありがとうございました。倒置しているということがはっきりしました。今後ともよろしくお願いいたします。