- 締切済み
鉄の電位-ph図について至急です!!
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
- nious
- ベストアンサー率60% (372/610)
No.1 です。 「ちなみにこれをコントロールすることは可能ですか」 これというのが 破線 (a),(b) 間の電位差 1.23(V) ならば、 理論的には pO2, pH2 を変えれば 電位切片が変わるから (a),(b) 間の電位差も変えられます。 傾き ー0.059 は変わらないので、破線 (a),(b) が 其々平衡移動します。
- nious
- ベストアンサー率60% (372/610)
No.1 ですが (a),(b) の破線に就いて回答します。 (a) の破線は pO2=1(atm) としたときの 酸化還元系 O2(g) + 4H^+ + 4e^- ⇔ 2H2O :E°=1.23 (V) の pHー電位 直線です。 ネルンストの式から、 電極電位:E=1.23ー(RT/4F)*ln(1/pO2*[H^+]^4) =1.23ー(RT/F)*ln(1/[H^+])ー(RT/4F)*ln(1/pO2) =1.23ー(RT/F)*ln(10)*pHー(RT/4F)*ln(1) =1.23ー0.059*pH 電位切片 1.23(V)、傾きが ー0.059 の直線になります。 (b) の破線は pH2=1(atm) としたときの 酸化還元系 2H^+ + 2e^- ⇔ H2(g) :E°=0.000 (V) の pHー電位 直線です。 ネルンストの式から、 電極電位:E=0.000ー(RT/2F)*ln(pH2/[H^+]^2) =0.000ー(RT/F)*ln(1/[H^+])ー(RT/2F)*ln(pH2) =0.000ー(RT/F)*ln(10)*pHー(RT/2F)*ln(1) =0.000ー0.059*pH 電位切片 0.000 (V)、傾きが ー0.059 の直線になります。 結局、この2つの直線の電位差 1.23 (V) は、 2つの酸化還元系の標準電位の差を表しています。
- nious
- ベストアンサー率60% (372/610)
質問に対する回答ではないのですが このpHー電位図は、 Fe^2+/Fe、Fe^3+/Fe^2+ の平行な境界線から考えると、 [Fe^2+]=[Fe^3+]=10^(-6) (M) 程度の条件下の図と思われます。 なぜかと云うと Fe^2+/Fe の境界線の電位が約 ー0.6(V) だからです。 これはご存じでしょうか。