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予言者ヨハネについて
私はオスカー・ワイルドのサロメが好きなのですが、サロメのために殺されたヨハネは調べてみると「イエスに導く者」「先駆者」「聖人」と書かれていました。 物語のなかと言えど、そのような方を殺すのは当時でも今でもキリスト教信者からしたらどうなんでしょうか?
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- SPS700
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1。物語のなかと言えど、そのような方を殺すのは当時でも今でもキリスト教信者からしたらどうなんでしょうか? これは、下記に「聖書マルコ福音書の6章17−29」が根拠です。 17 このヘロデは、自分の兄弟ピリポの妻ヘロデヤをめとったが、そのことで、人をつかわし、ヨハネを捕えて獄につないだ。 18 それは、ヨハネがヘロデに、「兄弟の妻をめとるのは、よろしくない」と言ったからである。 19 そこで、ヘロデヤはヨハネを恨み、彼を殺そうと思っていたが、できないでいた。 20 それはヘロデが、ヨハネは正しくて聖なる人であることを知って、彼を恐れ、彼に保護を加え、またその教を聞いて非常に悩みながらも、なお喜んで聞いていたからである。 21 ところが、よい機会がきた。ヘロデは自分の誕生日の祝に、高官や将校やガリラヤの重立った人たちを招いて宴会を催したが、 22 そこへ、このヘロデヤの娘がはいってきて舞をまい、ヘロデをはじめ列座の人たちを喜ばせた。そこで王はこの少女に「ほしいものはなんでも言いなさい。あなたにあげるから」と言い、 23 さらに「ほしければ、この国の半分でもあげよう」と誓って言った。 24 そこで少女は座をはずして、母に「何をお願いしましょうか」と尋ねると、母は「バプテスマのヨハネの首を」と答えた。 25 するとすぐ、少女は急いで王のところに行って願った、「今すぐに、バプテスマのヨハネの首を盆にのせて、それをいただきとうございます」。 26 王は非常に困ったが、いったん誓ったのと、また列座の人たちの手前、少女の願いを退けることを好まなかった。 27 そこで、王はすぐに衛兵をつかわし、ヨハネの首を持って来るように命じた。衛兵は出て行き、獄中でヨハネの首を切り、 28 盆にのせて持ってきて少女に与え、少女はそれを母にわたした。 29 ヨハネの弟子たちはこのことを聞き、その死体を引き取りにきて、墓に納めた。 2。したがって、いく通りにも解釈の余地があり「イエスに導く者」「先駆者」「聖人」などの一つの言葉で片付けられる簡単なものではないようです。 3。でも今でもキリスト教信者からしたらどうなんでしょうか? 僕は、キリスト教信者ではありませんので分かりません。
- citizen_S
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こんにちは。洗礼者ヨハネの末路はキリストの未来をも暗示していたかのように見えますが、当時は影響力の大きいカリスマ的存在が殺されたことが嘆かれたのではないでしょうか。私ははじめて読んだときはショックでした(笑) その後から今日までの殉教者の数は膨大ですしキリスト教徒の迫害は続いていますから、現在の視点では殉教者のひとりとみなされるかと思います。