HACCPをハサップと略するのは変
TVやラジオなどで、とある食品会社や工場のコマーシャルで
「当社はハセップ承認工場です」などと言っているのをしばしば聞きます。
当社ではHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point : 食品を製造する際の危害要因分析に基づく必須管理点)という手法を取り入れて食品の安全に気をつけており、そのことを厚生労働省からお墨付きをもらっていますよ、ということをアピールするコマーシャルなのですが、そのコマーシャルのことはいいんですが、ここで「HACCP」という言葉を「ハサップ」あるいは「ハセップ」と略称していることに、とても違和感を覚えます。
HACCEPあるいはHACCAPならばわかりますが、HACCPでハセップ(ハサップ)とは、とても読めないと思うのです。日本人の略語の作り方に節操がないのはこれに限ったことではありませんが、俗称ならともかく、厚労省も一緒になってこのように略称で呼んでいることは、とても恥ずかしいと思うのですが、どう思われますでしょうか。
https://ja.wikipedia.org/wiki/HACCP