企業合併の考え方
合併関連の本を読んでいると、合併比率を算定するための企業評価と、会計上の受入資産・負債の評価方法は別なものであるように理解しました。例えば、合併比率算定にはDCF法を使い、会計は簿価受入(持分プーリング法)で行うというのは有りなんでしょうか。思想として矛盾するような気がしますが。合併・被合併の両社を同一の方法で評価する合併比率算定と、あくまでも被合併会社の受入価値のみを算定する合併会計は違うということでしょうか。また、被合併会社の株主に交付する合併会社株を新株発行で行う場合、発行価格総額(資本の部の増加額)は上記合併比率算定時の被合併会社の純資産の時価評価額になると思うので、簿価受入と不一致になってしまうと思うのですが。どこかで認識が間違っているのでしょうか。
お礼
ありがとうございます。新設合併だと、合併した2社(複数社)の優劣位が、吸収合併ほど明確でないというメリットがあるかと思いますが、パーチェス法を使うのであれば、やはり被合併会社(時価評価されて吸収される側)と、会計上吸収する主体となる側との間での、優劣位は、一応、認識されますね。