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イヴァンの心理状態とアリョーシャへの態度について
- イヴァンの心理状態として、彼の好奇心や思いやりの欠如は、他の原因による可能性があり、彼自身には完全には理解できないと考えられる。
- アリョーシャは、学識ある無神論者から軽蔑の対象とされているかについて疑問を抱いている。
- whether節の解釈については、イヴァンの心理状態においては、彼が自身には理解できない他の原因による可能性を考えていることを示していると解釈される。アリョーシャに関しては、学識ある無神論者からの軽蔑については信じていないが、少し考えている可能性があると言える。
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以下のとおりお答えします。 >1つ目の、whether 以降を イヴァンの好奇心や思いやりの欠如は、アリョーシャには、まったく分からない 何か他のためなのかもしれない。 と、 2つ目の、whether 以降を 学識ある無神論者からくる、愚かな見習い修道士である アリョーシャに対する なんらかの軽蔑はなかった。と解釈してます。Whether 節内を訳して、Whether の意味の 〜かどうかを足すと訳しにくく、どのようにこのwonder whetherを解釈すればいいのか分からないです。 ⇒wonder whether ~の基本的な意味は「~かどうか疑問だ・不思議だ、~ではないかと訝(いぶか)る」といった意味合いですね。どちらの場合もそのように解釈できると思います。ただ、wonder whether ~の「~」の部分がちょっとむずかしいですね。以下、順に見てみましょう。 >1つ目のwhether 節では、話者の心理として イヴァンの好奇心や思いやりの欠如は、 他の原因であったという他に信じてる重きがあって、でも、もしかしたら、その理由ではないかもと少しばかり考えているという表現なのか分からないです。 ⇒だいたいそういう解釈でいいと思います。この部分の原文と訳文はこんな感じです。 But he also wondered whether the absence of curiosity and sympathy in Ivan might be due to some other cause entirely unknown to him. 「しかし、彼(アリョーシャ)はまた、イワンに好奇心や思いやりがないのは、彼にとってはまったく分からない別の原因による/せいかも知れない、と訝っていた。」 >2つ目のwhether 節では なんらかの軽蔑はなかった、かどうか? と変になります。 これを “なかっただろうか?“ と変えて正しいのか自信がありません。 その場合、話者の心理としては、軽蔑がなかったことをどちらかというと、信じていて、少しばかり、もしかしたら あったかもしれないというニュアンスが、この表現にはあるのかどうか分からないです。 ⇒ニュアンスのとり方は間違っていないと思いますが、「なかっただろうか?」を少し変えて、「ありはしないか(と疑った)」のようにすると、もう少し自然な表現になるかも知れませんね。この部分の訳文はこんな感じです。 Alyosha wondered, too, whether there was not some contempt on the part of the learned atheist for him- a foolish novice. 「アリョーシャには、また、(イワンの)博学な無神論者としての側から、愚かな新参者の彼に対して幾ばくかの軽蔑心がありはしないか(どうか)、という疑念があった。」
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- SPS700
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第1の件 1。文脈 最初に年齢と教育の差に、、、 2。訳1 しかし、彼1は、彼2が全く気づいていない何か他の原因で、イワンは好奇心も同情もないのではないかと思った。 3。流れ 文脈で、「他の」とは、年齢や教育の差「以外」ということがわかり、彼1は、前文の主語、ということが分かります。 彼2ですが直前の名詞はイワンですから、普通ならイワン自身気づいていない、という意味になります。 4。ご質問 (い)1つ目の、whether 以降をイヴァンの好奇心や思いやりの欠如は、アリョーシャには、まったく分からない何か他のためなのかもしれない。 誰にわからない理由かは、この文だけではわかりません。 (ろ)1つ目のwhether 節では、話者の心理としてイヴァンの好奇心や思いやりの欠如は、他の原因であった という他に信じてる重きがあって、でも、もしかしたら、その理由ではないかもと少しばかり考えているという表現なのか分からないです。 「他に」は、文脈から年齢差と教育差「以外に」という意味でしょう。 第2の件 1。文脈 彼は、イワンがなにか内なるもので大切なものに気を取られて、いわば何か非常に手にし難い到達点に行き着こうと一生懸命で、それで彼のことを考える暇がないのだろうと空想した。 2。訳 アリョーシャは、またこの学識豊富な無神論者から見れば、彼は愚かな青二才に見え、多少の軽蔑の目で見られているのではないかと思った。 3。ご質問 (は)学識ある無神論者からくる、愚かな見習い修道士である アリョーシャに対するなんらかの軽蔑はなかった。 これは、「軽蔑があるのでは、と訝った」という意味だと思います。 (に)なんらかの軽蔑はなかった、かどうか?と変になります。これを“なかっただろうか? “と変えて正しいのか自信がありません。その場合、話者の心理としては、軽蔑がなかったことをどちらかというと、 信じていて、少しばかり、もしかしたらあったかもしれないというニュアンスが、この表現にはあるのかどうか分からないです。 あったとも、なかったとも、分からないと言っています。話者の心理としては「あったかどうかわからない」心理でしょう。ですから whether には wonder 「分からない、訝る」 がついています。
お礼
詳しく解説してくださりありがとうございました。 理解することができました。 お時間割いて下さりありがとうございました
お礼
解説してくださりありがとうございました 理解することができました。 訳してくださった文章が理解の助けになりました。 いつも回答してくださりありがとうございます