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粘土のような粘度がある物質はなぜ注射器で吸えない?
化粧品を詰め替えるバイトをしていますが、 粘土のようなかたまった化粧品を注射器で吸おうとして 怒られました。 どうして水のような液体は注射器で吸って出すことができるのに 粘土は注射器で扱えないのか 科学的な観点から 教えていただけないでしょうか。 ただの重さの問題ですか? また、注射器によっては粘土のようなものを吸えるのがありますか
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注射器とは圧力で流体の尻を押して注射針や先端の細い管に流体を流そうと言う装置です。注射器で扱えるかどうかは、その流体が圧力差によって細い管内を移送できるかどうかにかかっています。 粘度とはまさに流れにくさです。ビニール袋に水やペンキや粘土を入れて、それぞれのビニール袋の下に穴をあける。中の流体(粘土も流体)は自分の重さで穴に対して圧力がかかり押されています。この圧力で、小さい穴でもビニール袋から漏れ出すことができるのは水、かなり大きな穴をあければビニール袋から漏れ出すのがペンキ、大きな穴をあけても漏れださないのが粘土です。これが粘土の流れにくさ。ビニール袋に針ほどの穴をあけて漏れてこない流体は、注射器で扱えない粘度である、というわけです。圧力差を与えても細い管を移送できないほどの粘度だからです。ストローでも吸えません。
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- nananotanu
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粘度がある→もののくっつきやすい→細い管に詰まって取れなくなる→注射器が使えなくなる 注射器で吸えないには摩擦が大きいから、ですが、怒られたのは(吸えないだけなら店に実害はないが)注射器がダメになるから、だと思います。
- gongorogon
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詳しくは分かりませんが、流体摩擦と毛管現象が関係しているのではないでしょうか。 流体摩擦は水のような液体にも摩擦が生じ、場合によっては静電気を発生させることもあります。 毛管現象は細い管内で(ストローなど)摩擦によって流れ落ちない現象です。 注射器ではありませんが、ビル建設時にコンクリートを高いところへ圧送する作業車はありますね。 どのくらいの力があるのかは知りません。
注射器で吸えるのは大気圧という力が我々地上にいるものにはすべて四方八方からのし掛かっているからです。注射器で吸い上げる部分だけ真空になるなどして大気圧がなくなりますから他からの大気圧で押されて入ってきます。 でも、当然それ以上に力が必要な場合は入って来ません。より固めであったりする場合ですね。 水中など大気圧がもっと大きい場所が擬似的にでも再現できれば入ってくるのではないでしょうか。