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日中戦争の目的(大義名分)とは?
- 日中戦争における日本の目的(大義名分)について解説します。
- 蔣介石が発表した「抗戦検討與必勝要約」で、日本人の短所として「なぜ中国と戦わねばならぬかが理解できていない」と指摘されました。
- 当時の日本政府・軍は、中国との戦いの目的(大義名分)をどのように考え、兵士に周知していたのか解説します。
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軍人ではなく一般向けですよね? それは一貫して満蒙権益の重要性のアピールだと思いますよ。 当時の日本は食料を大陸からの輸入に頼り、主力産業の紡績業も中国輸出に支えられています。その状況で中国から攻撃を受けたら当然に戦争に発展するでしょう。 昭和6年なので古すぎる記事しかヒットしなかったのですが、まあ国内はこんな感じです。 日本が正規に条約で取得した領土であり租借地であり利権であるのに中国は不法に侵害してけしからんという感じでもともと世論が沸騰してるんですよ。 盧溝橋事件のwikipediaに背景が出ていますが、 中山水兵射殺事件、成都事件、北海事件、漢口邦人巡査射殺事件、上海日本人水兵狙撃事件と日本人に対する殺人事件が頻発してて、軍閥による越境攻撃も何度も起きてる。 そこで盧溝橋事件で正規日本軍が中国軍に攻撃を受けたとなったら、もう世論は自然に中国軍を叩き潰せと沸騰するでしょう。
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- eroero4649
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今の日本人の中国人に対する感情と同じですよ。 「中国が尖閣諸島に攻めてきている」と感じている日本人が多くいます。今の日中関係が感情的にあまりよろしくないのはそういうことです。 同じように、当時の日本人の多くが「中国が圧をかけてきている」と感じていたのです。 その頃、いわゆる満州も含めて中国に住む日本人は多かったのです。日本人街もあちこちにありました。同じように欧米人の「租界」もあちこちにありました。上海の租界が有名ですね。 でも中国人側からすると、中国に多く住んでいる日本人を始めとする外国人は「中国に侵略してきている」と感じるのです。現代日本でも、外国人労働者が多くいると「日本が外国人に支配される」と訴える人がいますがそれと同じ感情です。 だから中国人の過激派に中国在住の外国人(日本人も含む)がしばしば襲われたのです。日本側は再三に渡って蒋介石に「ちゃんと治安を維持してくれ」と頼むのですが、これがちっとも履行されない。蒋介石政権というのは今の日本政府以上に上から下まで腐っていたのです。 で、とうとう暴動が起きて日本人や欧米人が襲われてしまいました。ある日本人女性は股間に杭を打ち込まれるなんていう凄惨な殺され方もしたのです。これで日本人も激怒した。「中国人は口で言っても分からない。一撃ぶん殴って分からせてやらないといけない」という「一撃膺懲論」というのが盛んになったのです。 はい、私は昭和初期の日本の話をしていて、現代の日本の話はしていないです。 軍はもちろん、とりわけ日本政府は中国との戦争は望んでいませんでした。当時の日本は第一次世界大戦バブルの崩壊や世界恐慌の影響なんかもあって国家財政はあまりよろしくなかったのに、大戦争なんてやってる場合ではなかったのです。え?だから私は現代の話なんてしていないですって。 しかし国民感情がその政府を「弱腰外交」と批判していたのです。むしろ中国との戦争を望んでいたのは日本国民だったのですよ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 要するに、「軍はもちろん、とりわけ日本政府は中国との戦争は望んでいませんでした」が、「国民感情がその政府を弱腰外交と批判」したので、「中国人は口で言っても分からない。一撃ぶん殴って分からせてやらないといけない」と、上海から南京まで攻め込み、首都南京を陥落させた、ということですか。 1938年当時の陸軍戦力の大半を中国に派遣した目的は、そういうことだったのですね。 また、「中国との戦争を望んでいたのは日本国民だった」から、イケイケドンドンで大軍を大陸へ送り込むことができた、ということですね。
- f272
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支那側の計画的武力抗日に対する帝国政府の自衛権の発動に基づくもの
お礼
ご回答ありがとうございます。 在留邦人の保護をカッコよく、大げさに言えば、「自衛権の発動」ということですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 大義名分と言えば大げさですが、大陸への軍派遣の目的は、「それは一貫して満蒙権益の重要性のアピール」ということですね。 私もそう思いますが、その方針が共通認識となるように何らかの声明で周知させたのか、疑問です。 そんな声明を出さなくても、帝国国民は一致団結して、政府に付いてくるものだと、そんな時代だったのでしょう。 その点、蔣介石は、タイミングよく声明を発しており、人心掌握がうまいと思いました。 この声明では、日本を結構ほめており、自国民については、短所も指摘しています。