- 締切済み
2価のマンガンを7価まで酸化する酸化剤
2価のマンガンイオンを7価の過マンガン酸イオンまで酸化できる酸化剤は、NaBiO3の他になにかございますか。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
- nious
- ベストアンサー率60% (372/610)
No.2 です。 MnO4^- + 8H^+ + 5e^- ⇔ Mn^2+ + 4H2O :E°=1.51 (V) Mn^3+ + e^- ⇔ Mn^2+ :E°=1.5 (V) MnO2(固) + 4H^+ + 2e^- ⇔ Mn^2+ + 2H2O :E°=1.23 (V) 電氣化学便覧 (第6版) 調べると Mn^2+ が還元剤となる酸化還元系はこの3つのようです。 Mn^3+ は極めて不安定だから実質的には殆ど存在しません。 この系については考慮する必要はないでしょう。
- nious
- ベストアンサー率60% (372/610)
No.2 です。 (i) MnO4^- + 8H^+ + 5e^- ⇔ Mn^2+ + 4H2O :E°=1.51 (V) (ii) MnO2(固) + 4H^+ + 2e^- ⇔ Mn^2+ + 2H2O :E°=1.23 (V) 反応速度を無視して単純に考えると 1.51 (V)>1.23 (V) から、 (ii) の酸化還元系の Mn^2+ は (i) の酸化還元系の Mn^2+ より強い還元剤という事になります。従って E°=1.51 (V) よりも大きい標準電極電位を持つ酸化還元系の酸化剤は (i) の Mn^2+ では無く (ii) の Mn^2+ を酸化する事になるでしょう。 単純に 標準電極電位から判断出来る問題ではなく、 反応速度 等を考慮して考える必要があるため、 実験してみないと分からない訳です。 その実験結果の1つが酸性条件での ペルオキソ2硫酸イオン で、 Mn^2+ を確実に MnO4^- へ酸化します。(極微量の Ag^+ を含む) 酸性条件での H2O2 は E°=1.763 (V) と大きいのですが、 Mn^2+ は MnO2(固) へ酸化され、MnO4^- は生じません。
- nious
- ベストアンサー率60% (372/610)
酸性条件で S2O8^2- (ペルオキソ二硫酸イオン) が可能です。 S2O8^2- + 2e^- ⇔ 2SO4^2- :E°=2.01 (V) 反応速度を増加させる為に極微量の Ag^+ を加えます。
- lived_in_room13
- ベストアンサー率52% (248/469)
PbO2でも7価の過マンガン酸イオンまで酸化できます。