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電験2種 2次試験 令和元年 問3の解説
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問のE1∠δは 発電機の内部電圧とするか 送電線の送電端電圧にするかで 説明展開が違ってきます 一般に. 電圧-位相角カーブで用いられている E1∠δは 発電機の過渡背後電圧(発電機の内部電圧)を採用します この場合 送電できる事故前の最大電力は (E1・ E0)/(Xg + X/2)となります Xgは 発電機の過渡リアクタンスと変圧器のリアクタンスの和になります また 事故後の最大電力は (E1・ E0)/(Xg + X) となります 開閉所があると 送電端から開閉所までのリアクタンスが X/2、 開閉所から受電端までのリアクタンスがX/4となるので 事故後の最大電力は (E1・ E0)/(Xg + X・3/4) となります 問3の(3)で、(送電線の)リアクタンスが、3/4になる理由は・・・ 上記回答の最後の3行に記したとおりです 事故除去後の電力相差角曲線の電力の最大値は,開閉所の設置前の何倍になるか・・・ (E1・ E0)/(Xg + X・3/4)/(E1・ E0)/(Xg + X) = (Xg + X)/(Xg + X・3/4)倍です 注意 事故除去前後において 受電端は無限大母線なのでその電圧は変化しません しかし 送電端電圧は変化します でも 問でE1∠δは 送電端電圧とし、事故前後で変化しないと仮定して 問の答え(近似値になるかな?)を求めているのであれば 事故除去後の電力相差角曲線の電力の最大値は,開閉所の設置前の 4/3倍 が答えとなります
お礼
回答いただきありがとうございました。理解しました。