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許してくれ

物語なんかを読んでいるとよく出てくる芝居がかった台詞です。 謝罪のシーンだということはなんとなくわかるのですがいつも疑問に思います。 許すというのはそもそも過ちを犯した人が楽になるためのことですよね。 過ちを犯しておいて誤りもせずに自分が楽になるための要求を突きつける神経が理解できない、という感じでいつも感動的な場面なんかでこの台詞が使われると白けてしまいます。 そもそもこの言葉に謝罪の意味は含まれるのでしょうか? またどういった経緯でこの言葉が使われるようになったのですか? 文字通り元は芝居で使われていた表現なのでしょうか。

みんなの回答

  • eroero4649
  • ベストアンサー率32% (11082/34532)
回答No.4

それは主にアメリカンドラマやハリウッド映画などでの場面ではないですか。日本のドラマや映画、特に昔の映画なんかでそういう場面はあまり思い浮かばないですね。少なくとも小津安二郎作品にはないんじゃないかしら? 欧米人が「許してくれ」という表現を使うのは、一神教圏では「原罪」という概念があるからです。人類は生まれながらにして罪があるというのが一神教の原罪の考え方です。アダムとイブが楽園を追放されてからそうなっているのです。 だから彼らはまず神様に「私たちの生まれながらにある罪をお許しください」と頼むのです。そこを許してもらわないと、天国には入れないのです。 この「原罪」という概念は、生まれながらにしてのキリスト教徒でもない限り日本人には理解ができないものになります。

-ruin-
質問者

補足

洋画やドラマはよくわからないです。 私が見かけるのは多分主に本だと思いますが、どうやら割と見かけるという印象がそもそも勘違いのようですね。本以外ではあまり使われず本を読む人はあまり多くないということなのかな。 小津安二郎には多分ないですね。そもそも彼の作品はそういう台詞回しではないですし。宝塚ならあるかもしれないです。たぶんそのへんから流れてきて今は漫画やサブカルとかでも多いかもしれないですね。 回答者さんの節で行くと、あれは実は相手に言っているのではなく神に祈っているという解釈もできるかもしれないですね。それが輸入された過程で相手に言ってるような台詞として変質して使われているのかも。 ちょっと想定していたより難しい質問だったようで当惑しています。 この流れだと知ってる人は出てこないかもしれないですね

  • msMike
  • ベストアンサー率20% (364/1804)
回答No.3

確認させてください。 「物語なんかを読んでいる」と仰いました。つまり小説等の“文字で書いた物”の場合ですよね。 映画・演劇「なんか」なのに“芝居がかった”とは思へない迫眞の演技の場合は、除外されるのでせうか? 何故なら事務的な「悪かった、ゴ・メ・ン」でなく、「感動的な場面なんかで」は、演技に謝罪の気持ちが充分に感じられるから貴方も感動されて居るのではありませんか? 私自身は「物語なんか」であれTV・ラジオ・演劇であれ、ケース・バイ・ケースだと思ッています。

-ruin-
質問者

補足

>“芝居がかった”とは思へない迫眞の演技の場合は、除外されるのでせうか? 芝居がかったという場合に演技の完成度は関係ありません。そういう意味の言葉ではありません。 また文字か言語かは関係ありません。 >演技に謝罪の気持ちが充分に感じられるから貴方も感動されて居るのではありませんか? 演技ではなく話の趣旨の問題です。私が感動しているかどうかも関係ありません。 ケース・バイ・ケースとは具体的にはどういう意味ですか。

  • kappa1zoku
  • ベストアンサー率29% (334/1137)
回答No.2

どのような場面でのことを指しているのかよく分かりませんが、謝罪と許すはイコールにはならないと思います。 >許すというのはそもそも過ちを犯した人が楽になるためのことですよね。 これは「謝罪」のことを言っています。 謝の字を分解すれば、張りつめた矢を手から離しているさまで、矢を射れば弓の緊張がとけてゆるみます。つまり、ことばにあらわすことによって、負担や緊張をといて楽になるのです。 それに対して、「許す」という字を分解すれば、午(ゴ)は上下に動かしてつく杵を描いた象形文字で、許は上下に幅をもたせて、まあこれでよしといってゆるすという意味になります。 許すを別な言葉で言いかえれば、「勘弁してくれよ」という風に言えるでしょうか。 つまり、「許してくれ」は都合のよい赦免要求の言葉であり、相手の甘えの言葉です。 謝罪と見るから、おかしいと感じるのです。 本来は、<許す>と相手から言ってもらえる状況をつくるのが正しい訳で、自分から「許す」といってくれという要求をするのは、虫がいい話なんです。 どういう場面で、どういう人がその言葉を発するのかは分かりませんが、その人はしょうもないやつだということだけは理解できます。

-ruin-
質問者

補足

回答の趣旨がよくわかりません。 回答者さんはこの言葉が使われているのを見たことがないということでしょうか。

  • g27anato
  • ベストアンサー率29% (1166/3945)
回答No.1

確かに理屈では、 あれは「許容」の「依頼」ですね。 でも、 過ちの場合は「犯罪」ではなく「やり過ぎ」とか「間違い」の意識なんでしょうね。 …だから「謝罪」にはならないのでは。 実際、日本語では「罪は許されない」という意識なのか「謝罪」に該当する的確な言葉が無いんですね。 「御免」は「許せ」と同じだし、「申し訳ない」は単に「言い訳できない」という説明だし。 質問の理屈だと、外国なら犯罪でも謝罪すれば許されるという事なのでしょうか? 犯罪が許されるような謝罪なんて有るのでしょうか? 過ちなら、お願いすれば許される場合も有りそうな気はしますが…。 謝罪なら「過ち」」というより「犯罪」なんだろうと思うのですが、 犯罪が許される言葉って、有ると思いますか? …無いと思うんですが。 犯罪ではなく過ちだからこそ、「許して」と願うのではないかと思います。

-ruin-
質問者

補足

謝罪って許されるためにするものではないと認識しています。 回答の理屈では許されない過ちまたは犯罪についてはそれを贖える言葉はない→謝罪の必要はない(というか意味がない)ということになるかと思いますがそういう問題でも無いと思います。 謝罪することと許されることは別にセットではないと思いますが。

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