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クロスファイアの内容
宮部みゆきさんの「クロスファイア」を読んでいてちょっと疑問に思ったことがあるのですが、文庫本の下巻で、淳子と浩一が、「パラレル」というお店に行くシーンがありますよね。そして、 ホテルのバーで言ってはいけないことを言って浩一を傷つけたことを思い出した。 という描写がありますよね? これは何のことを指しているのでしょうか? 「パラレル」に行く前、彼らは確かにホテルのラウンジバーにいるのですが、特に淳子が浩一に対して彼の心情を傷つけるような言葉を投げかけた場面はないように思います。「傷付けた」としたら、むしろ「パラレル」に場所を移してから、「お酒を飲んで酔ったところに付け込まれたくない」という台詞で浩一を傷つけてしまうことがありますが、・・・果たして皆さんはこの場面描写をどのように解釈しておられますか?
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私が思うに、バーでの一言とは猫の話では? 「あなたが猫にへいこらしてるとこなんか・・・」という一言がありますよね。 彼の部屋に行きたいと、彼に期待させたのに、誘いをかわして傷つけたってことじゃないでしょうか。 だから、思い出した直後に「ヴィジョンはあたしのこと、好きになってくれるかしら」とくるのでは???
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- poponta55
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短編の前作があります。 「鳩笛草」という本の中の「燔祭」です。 これを膨らませて、続編にしたのが、「クロスファイア」です。これを読めばわかると思いますが・・・。
お礼
早速の御回答ありがとうございます。 「鳩笛草」ですか・・・。本屋で立ち読みした程度で詳しい内容はよく覚えていません。主人公は青木淳子ではなく、多田一樹の方だったことと、映画のクロスファイアはむしろこの短編をベースにしているようだということぐらいしか。でもお話を伺ったので再読してみようと思います。そうすれば新たな解釈のきっかけにつながるかもしれないですね。 ありがとうございました。
お礼
ああ、なるほど! そういう解釈もあるんですね。確かにhonopeeさんのお考えの通りに解釈すれば、そのあとの「パラレル」でのヴィジョンに関する淳子の質問にも自然につながってくるんですね。 ただ、私としてはそれだと「言ってはいけない事」「彼を傷つけた」というところにつながるにはちっと言葉が弱いような気もするのですが・・・。 御回答ありがとうございました。