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古文の問題教えてください
【】の現代語訳として適するものを次の(1)~(5)から一つ選べ。 鹿野音を聞くに我さへ【泣かれぬる】谷の庵は住み憂かりけり (1)泣かされているところだ (2)自然と泣けてしまった (3)きっと泣くに違いない (4)泣かなければよいのだ (5)泣くわけにはいかない という問題です。どのような手順を踏んで解いたらいいのか分かりません。教えてください!
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- jasko
- ベストアンサー率24% (478/1966)
回答No.2
2が正解。 「泣く」は知覚動詞。ですので「る」は自発です。「我さへ」は「私までも」と解釈すべき。 文頭から解釈しても容易です。鹿の鳴き声はか細い高音で悲しげな響きがありますので、泣き声によく比されます。悲しげな鹿の泣き声を聞くにつけて私までも自然と泣けてくるよって感じですね。 猿丸の「奥山に紅葉踏みわけ」の和歌を参考にしてください。
- aeromakki
- ベストアンサー率36% (870/2378)
回答No.1
後ろを先に訳すと分かりやすいですが、 「庵」「憂(う)かりけり」が分からないとピンと来ないかも。 「谷の庵は住むのが辛い」んですよね。 粗末な建物、しかもお坊さんの住み処に住まわされているのは辛いです。 おそらく、元々はお坊さんじゃない人が、何かの理由で、追放の刑等で、出家を余儀なくされて、粗末な庵に住まわされているんではないかな。 そして、 上の句の「泣かれぬる」ですが、 「鹿野音を聞くに」は「鹿の鳴き声を聞くと」ですね。鹿の鳴き声が聞こえるほど、人気のない場所なんだと思うと、 「我さへ」は「私でさえ」と考えると 「泣けてしまう」かな。→2だと思います。
補足
解説ありがとうごいます。 問題集の解答には 「れ」は「泣く」についているので「自発」と考え「自然と泣けてしまった」という解釈になる と書いてあったのですが、この問題を文法的な観点から2だと推測する方法はありますかね? ちなみに2は正解です!!