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昔の素朴な幸せをギリシャ哲学者はどんな口調で言う?
They bring from home the staple of their meal, dry bread with nasturtium for a relish, and to slake their thirst they bring a drinking-cup, to dip in the running stream. 【中略】 And if one should ask how they can enjoy the meal with nasturtium for their only condiment and water for their only drink, let him bethink himself how sweet barley bread and wheaten can taste to the hungry man and water to the thirsty. (クセノフォンの「キュロス王の教育」より) http://www.yorku.ca/pswarney/Texts/cyropaedia.htm 翻訳に悩むのは中略より後の箇所です。 言わずと知れた、あのギリシアの哲学者クセノフォンが彼の時代のよりも百年くらい前のペルシアの良家の教育事情について語っています。 ペルシア貴族と言うべきなのか分かりませんが、あのキュロス大王ですら、空腹を第一の調味料として育ったという、なんとも素朴な昔話の幸せをギリシャ哲学者はどんな口調で言うと思いますか? 一応拙訳:「薬味がナスタチウムだけ、飲み物が川の水で食事がうまいわけないじゃと!? まあ、まあ、考えてもみなされ、お腹が空いた時に大麦や小麦のパンが、渇した時に喉をうるおす水が、どれほどうまいかを!」 訳した事は訳しましたけど、「これだ!」とは思えませんでした。 皆様の「中略より後の箇所」の翻訳例を教えていただければ幸いです。 また、翻訳作品に優劣をつけるというおこがましい行為は私には無理なので、BAは選びません。 宜しくお願い致します。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >よその庭の一隅を指して「あれ、ナスターシャムよ」と言います。 米国にもありましたか!日本でもナスターシャムは、結構そこらじゅうに生えています。 >「あれうちにも植えてたんじゃない」と気づきました。 私は、この本にあやかってナスターシャムを食べ始めようかと、何ヶ月か前に植えたんですが、害虫被害がひどく育てるのが意外に難しいですね。(近所の河原には雑草として生えているのに。) >金蓮花の名は葉っぱが蓮の葉に似てるからでしょうね。 なるほど! やっと名前の謎が解けました。 >食べ物といえば何不自由なく好きなものが食べられた連中がコロナ蟄居で、 >スーパーの棚に残っている物を食べる教育をぶうぶう文句言いながら受けています。 どこもそうなんですね。 今は古代ペルシア人を見習うしかないですね。 >無責任な訳をしたもんだと考えさせられました。 そんな事ありませんよ。 私は、美味しそうにナスターシャムを乾燥パンと共に食べる古代ペルシア人の姿が思い浮かんだのですが、「質素な食事を、質素である事を否定せずに、美味しく食べる描写。」が、日本語訳でどうしてもできそうな気がせず。「干飯いと漬物」を使って例えたお訳を読みました時には、天啓を受けたような気がしました。 だって、古代ペルシア人にとってのナスターシャムと現代日本人にとってのナスターシャムは違いますもん。 空腹を調味料としても、野原に生えているナスターシャムをパンと一緒に美味しく食べるには、主食のパンもやっぱりそれなりにナスターシャムにあったパンだったのだと思いますが、、、どんなパンなのか分かりませんしねえ。 その点「干飯いと漬物」の例えでは見事にその点も解決されていて、「気持ち的にはこういうことだよなあ。」と本当に感心しました。 また、宜しくお願い致します。 ありがとうございました。