- ベストアンサー
歴史クイズで
例えば 1543年~1550年 この国で何が起こった 〇か×か みたいな問題を作ったとしても事実を確かめようがないですし本当にそれが起こった出来事なのかって100%確信をもって言えないと思うのですが詳しい方お願いします
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなが選んだベストアンサー
歴史上の出来事が起きた時期(年)の確度については、当然のことながら時代によりまた事象ごとに違いがありますが、ご質問の16世紀ぐらいであれば、立場が異なる複数の史料で確認可能でクイズ番組で出題できるくらいには「確からしい」ものが多数あります。 たとえば、1550年には前年に日本に来たイエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルが平戸や山口で布教していますが、宣教師自身の書簡などイエズス会側の記録にも日本側の記録にもこのことが書かれていますので、事実であると判断できます ただし、建造物が焼失した年や、人物の生没年など、「正解が一つしかない」ものだけでなく、「鎌倉幕府の成立」など「どの時点で幕府が成立したとみなすか」で複数の見方があるものもあります。このあたりは教科書は慎重な書きぶりになっています。 ある教科書では1185年に「…こうして東国を中心にした頼朝の支配権は、西国にもおよぶこととなり、武家政権としての鎌倉幕府が確立した。」と書く一方で、1192年に「…念願の征夷大将軍に任ぜられた。こうして鎌倉幕府が名実ともに成立してから滅亡するまでの時代を鎌倉時代とよんでいる。」と書いています。クイズ番組ではこうしたものの出題には工夫が必要でしょう。 なお、記録に残っている昔の出来事が起きた暦日が本当に正しいかどうかを判断するにあたっては、日食・月食やハレー彗星の回帰など、過去にさかのぼって計算可能な天文現象が大いに役に立ちます。たとえば源平の戦いのうち「水島の戦い」では戦闘の最中に太陽が大きく欠ける日食があったと記録にあり、天文計算と暦日を照合して、1183年11月7日(寿永二年閏十月一日)であると判断できます
その他の回答 (1)
- notnot
- ベストアンサー率47% (4900/10358)
記録が残っていることについては、その記録が書かれたということは事実です。 そこに書かれていることが事実かどうかは、多方面から検証します。 簡単な例では、 争いについて、一方が言っていることが事実とは限りません。自分の都合の良いようにゆがめている可能性もあります。 争っている双方が同じことを書いていれば、それは事実だと考えられます。 Aの記録:xxxx年にBが領地を侵したので争った Bの記録:xxxx年にAが領地を侵したので争った ⇒AとBの間でxxxx年に争いが起こったことは事実