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音楽と感動について
この質問は感動とは何かという極めて素朴な質問です。長文をお許しください。 当方は色々なことで感動しやすいのですが、これまで感動については倫理的なものから生じるものだと解釈してきました。 人其々倫理観は異なりますが、当方がこれまで映画、小説、漫画などを見て感動、若しくは個人的な体験を再び思い出して感動するとき、当方からみて善いと思われる要素(例えば誠実、慎み、優しさ、思いやり、不屈など)がそれら物語や事象に含まれており、それら善があまりにも多分であると、バケツの水が満杯で溢れ出る如く、当方自信が多大な善を受け止めきれず、涙を流したり、胸が詰まるといった生理的体験に繋がるのではないかと考えていました。 今まで音楽や楽曲を聴いて感動することがありました。それらはゲームのエンディング曲(例えばクロノ・トリガーの「遥かなる時の彼方へ」)や歌詞がとても示唆にとんでいる曲(例えば「アンパンマンのマーチ」)などで、それらの楽曲が素晴らしいのは勿論ですが、感動したのはエンディング曲によって惹き起こされたゲームの印象を含めてであり、また歌詞から伝わってくる愛や勇気の大切さから生じたものと考えていました。つまり、楽曲の音によって感動したのではなく、楽曲を様々な視点から倫理的に解釈し、善を見出だすことによって感動するのだと思っていました。 ところが最近ふと耳にした良い曲があり、その曲をDownloadして集中して聴いてみると、感動して涙していました。 その曲についての特別な事前情報は持ちあわせてなく、歌詞も特に興味を惹くものではありませんでした。それらから考えると、楽曲によって惹き起こされる善さではなく、その楽曲のメロディや声、つまり楽曲の音によって感動していたのではと思われたのです。 音に快い、快くないということはあっても、音に善い悪い(この音は誠実を表しており、この旋律は慎みを表しているなどということ)がないこと当然のことですから、音そのもので感動するかもしれない、この発見は意外なことでした。 当方はすっかり感動というものが分からなくなってしまいました。 そこで質問ですが、心理学では感動についてどのように解釈されていますか。また心理学者は感動について何と言っていますか。 拙い質問本文で恐縮ではございますが、どうぞ宜しくお願い致します。
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- eroero4649
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なるほど言われてみればWikipediaにも項が無い素晴らしいご質問です。感情とは喜怒哀楽といいこの中に感動がありません。とすると感動とは喜怒哀楽が心の許容値を越えてあふれる状態ではないですか。 善行を見て、ただほっこりすることもあれば、涙が流れても手も声も震えることがある。叱られて、ただ今後は気を付けようと思うこともあれば、涙が流れても手も声も震えることがある。湖に落ちる夕陽を見て、ただきれいだなと思うこともあれば、涙が流れても手も声も震えることがある。感動とは心のレッドゾーンじゃないかと思いますよ。専門家ではありませんが。
お礼
ご回答頂きまして誠にありがとうございます。返信が遅くなって申し訳ございません。 仰られているとおり、感動には許容値があり、それを越えると溢れ出るという点は全く同意です。 それ以上に感動については色々と思うとこがあるのですが、#2の方がそのものズバリの本を紹介頂いたため、まずはそちらを読んでみたいと思います。 それとご指摘頂いた手の震えについて理解しました。最近は感動といっても涙が流れるくらいだったため震えについて忘れていたのですが、最近凄い良い曲を見つけて、集中して聴いてみたのですが、涙が止めどなく溢れ、体全体が震え、声が全く出せませんでした。
お礼
ご回答頂きまして誠にありがとうございます。 正しくそのものズバリの本のタイトルですね。是非読んでみたいと思います。