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銀食器を使うのは毒が盛られたら黒づんで分かるので古
銀食器を使うのは毒が盛られたら黒づんで分かるので古来のヨーロッパの貴族は銀食器を愛用したそうですが、今の現代の毒殺に使われる毒物でも銀食器は黒ずむのでしょうか？ あと昔の毒を盛られるというのは何の毒だったのですか？なぜ銀食器はその毒だと黒づんだのですか？
- gasshop2017
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銀食器がどうの検出のために用いられたのは事実ですが、銀が黒ずんで毒を検出できるのは、ヒ素や青酸性の毒物などの一部のものだけです。多くの毒物には全く反応しません。例えば青酸カリなどよりよほど毒性の強いテトロドトキシン（フグの毒）などのような生物の作り出す毒素には全く反応しません。当時のヨーロッパではヒ素による毒殺が多かったようですので、その点では有効だったかもしれませんが、現代ではヒ素を使うことはあまり考えられないでしょう。何せ、そんなものよりはるかに強力で検出も難しい毒物が幾らでもありますからね。例えば毒キノコの類には食べて数時間後に症状が出始めて、症状が出た時点ですでに肝臓や腎臓などが破壊されてしまい、手遅れになるというようなものもあります。毒性も強力でたった一本の毒キノコで数人から数十人の致死量に当たる種が、意外なことにそこら中にあるんですよ。もちろんこれも銀食器では検出は無理ですし、扱いも薬剤としての毒物より簡単でしょう。料理にほんのひとかけら入れておけば良いだけですからね。
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