• ベストアンサー

乳汁中濃度/血中濃度は塩基性薬物が酸性薬物よりも高

薬物の“乳汁中濃度/血中濃度”は塩基性薬物が酸性薬物よりも高くなる。その理由を、「計算式を用いず」に説明してください。 また、pHを7.0、血液のpHを7.4とし、乳汁と血液を仕切る膜を行き来できるのは、分子型だけとします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • nious
  • ベストアンサー率60% (372/610)
回答No.1

平衡状態に於いて 膜を行き来出来る 分子型 の濃度は膜の両側で同じであるが、薬物の全濃度としてはその解離が大きい方の側が大きくなる。 塩基性薬物:B (分子型) では [B] は両側で同じだが pH=7.0 の乳汁中の方が pH=7.4 の血液中よりも HB^+ が多く存在する為に 薬物の全濃度:[B]+[HB^+] としては乳汁中の方が多くなる。つまり塩基性薬物では 乳汁中全濃度 は 血中全濃度 より大きく、(乳汁中全濃度/血中全濃度) は1より大きい。 酸性薬物:HA (分子型) では [HA] は両側で同じだが pH=7.4 の血液中の方が pH=7.0 の乳汁中よりも A^- が多く存在する為に 薬物の全濃度:[HA]+[A^-] としては血液中の方が多くなる。つまり酸性薬物では 乳汁中全濃度 は 血中全濃度 より小さく、(乳汁中全濃度/血中全濃度) は1より小さい。 従って (乳汁中全濃度/血中全濃度) は 塩基性薬物が酸性薬物よりも高くなる。

mi-chanhaneco
質問者

お礼

お礼が遅くなってしまいすみませんでした。途中の考え方の過程も詳しく教えてくださり、勉強になりました。ありがとうございました。

関連するQ&A