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pKa9.2pH12溶解度0.5pH4.2の溶解度

1価の弱塩基性薬物(pKa=9.2)のpH12.0水溶液中での溶解度は0.5μg/mLであった。この薬物のpH4.2における溶解度(mg/mL)はいくらになりますか? ただし、イオン形は完全に溶解するものとします。 途中の計算の過程の解説もよろしくお願いします。

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  • nious
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回答No.1

1価の弱塩基性薬物を「B」、その式量を W とします。 HB^+ ⇔ H^+ + B :pKa=9.2 物質収支:[B]+[HB^+]=s(M)、(溶解度) 質量作用則:[H^+][B]/[HB^+]=Ka=10^(-9.2) 2式から [B]=s*Ka/([H^+]+Ka) ト表せるから s=[B]*([H^+]+Ka)/Ka。 分子形 B が飽和した状態では [B] は一定だから此れを S° (真の溶解度) とします。S° は溶液のpHとは無関係な温度にのみ依存する定数です。 s=S°*([H^+]+Ka)/Ka pH=12.0 では [H^+]=10^(-12.0)、s=0.5/W (mM) です。 すると S°=s*Ka/([H^+]+Ka)≒0.5/W (mM)。 pH=4.2 では [H^+]=10^(-4.2)、 s=S°*([H^+]+Ka)/Ka≒(0.5/W)*10^5=5.0*10^4/W (mM) 溶解度は s*W=5.0*10^4 (mg/L)=50 (mg/mL)

mi-chanhaneco
質問者

お礼

途中の過程の計算も詳しく説明してくださり、納得することができました。ありがとうございました。

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