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老人の筋肉だけでなく脂肪組織も衰えるのか
- 老人はサルコペニアという状態になることが言われていますが、脂肪組織も衰えないでしょうか。
- 同じ肥満といっても若い時とは形が違うようにも思えます。
- また筋肉と脂肪組織の衰えはインスリン抵抗性にも関係していると思うのですが、脂肪組織の衰えについては専門用語などはないのでしょうか。
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あなたのご指摘になられている脂肪組織の衰えとは、 形が違うというご指摘ということからして、いわば「垂れる」との現象をいわれているのでしょう? 脂肪細胞は脂肪細胞だけで独立して、発泡スチロールのようにあるわけではなく、いわば、ザルの目のようにエラスチン・コラーゲン繊維のマス目?の中に存在してます。 で、このザルの目が丈夫でなくなるのは、コラーゲンがどうとかいう、年寄り向けのcmなどでもありますが脆弱化、減少するので、脂肪が垂れるし、 触れば、若い頃と違って、ふかふかとしたり、引っ張れば、いくらでも伸びるような、柔らかさ?になります。 結果、重力には逆らえない。 顔貌ととしも、ブルドック様になる。 脂肪組織そのものというより、ソレを保持するほうのエラスチン、コラーゲンの量的問題と、強度?の問題です。 よって、年寄りはタンパク質摂取をというのがホント。 ただ、ホルモン分泌そのものは落ちてますから、合成に拍車はかけられない。 せめて、供給量だけでも確保するために、筋肉も、脂肪組織も蛋白を必要としているというのは、事実です。 サルコは、運動量の低下に起因する、廃用促進?によるもので、 より、動くのも辛くなるし、もとの蛋白供給もないなら維持もできないという 負のスパイラルだけのことで、脂肪組織の衰えがメカニズム的に老化によってあるかと言うと、ないので、サルコ?のような問題にもならないです。
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- Dr_Hyper
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恐らく現状の科学者の考え方はあなたと似たようなものだと思います。 が,サルコペニアは筋力の低下であり,筋細胞の老化ではない(同じ事と広義に言えなくはないかも知れないですが)脂肪組織の能力低下とは言えないと思います。
- Dr_Hyper
- ベストアンサー率41% (2483/6032)
因果関係と相関関係どちらかはまだちゃんと議論されていないところですが。 脂肪細胞が「老化」するとインシュリン抵抗性を示すことが知られており,平たく言うと脂肪細胞の老化が糖尿病の原因となる事が最近の研究で明らかになりつつあります。 ただここでいう「老化」は細胞レベルでの「老化」で加齢に伴うサルコペニアといわれる筋肉量の低下で言われる「老化」現象とはちょっと意味合いが違います。(もちろん繋がる部分も多々あるのですが)。なのでサルコペニアと脂肪細胞の老化を並べて議論するのは難しいですね。 そもそもサルコペニアとは筋肉量の低下であり,筋肉細胞の老化と表現して良いか微妙です。 一方脂肪細胞は筋肉のような体の部分を動かすような「機能」を表現系として持ちませんので,脂肪組織の機能が評価できません。もちろん脂質の貯蔵などはあり得ますが脂質代謝などにおいてどれだけの機能をしているのか評価するのはまだ難しい部分があります。
お礼
サルコペニアに対比してアディポゾペニアなんていう用語があればいいなと素人ながら考えます。脂肪細胞の衰弱が内臓脂肪の増加や脂肪肝につながり、ひいてはコレステロール代謝の破綻にと進む。インスリン抵抗性を介して糖尿病になる、というようなシナリオは成り立たないでしょうか。
お礼
なるほどですね。体の動きについては筋肉が主役ですが、年を取ると代謝などで脂肪細胞も何かやっていないかなと思いました。内臓脂肪や脂肪肝何度とも関係がないかなとも思っています。しかしご指摘のように結合組織などによる体形の変化のほうが老人の特徴をよく伝えていますね。容貌などもほっぺたが垂れ下がり、重力に負けたっという感じがしますね。