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内臓脂肪の増加はインスリン抵抗性と関係がある?
内臓脂肪が増加してくるということは余分の血糖が筋肉や皮下の脂肪細胞に取り込む余地がなくなっているインスリン抵抗性の状態になっていることを示しているのでしょうか。
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はいその通りです。内臓脂肪の増加はインシュリン抵抗性の増加ということです。 ただし実際に取り込む余地がなくなっているわけではなく、余地は十分でも取り込めない事をインスリン抵抗性といいます。ちょっと補足します。内臓脂肪とは腸を固定する腸間膜に付着する脂肪細胞が肥大増殖したものです。考え方として内臓脂肪が多いこと=肥大した脂肪細胞が多い=正常脂肪細胞からアディポサイトカインというインスリンの効きをよくする良いホルモンの分泌が減り=肥満した脂肪細胞からTNF-αというインスリンの効きを悪くする都合の悪いホルモンが分泌される=脂肪、骨格筋への糖の取り込みが減る=肝臓での糖新生が増加する=血液中の血糖値が上昇する。
お礼
インスリンが脂肪細胞に余分のグルコースあるいは中性脂肪を取り込むような命令を出しても皮下脂肪細胞が満杯状態になっていると結果としてインスリンの作用が出ないのと同じになってしまうというのがインスリン抵抗性ではないでしょうか。この状態で内臓脂肪が肥満してくるといわゆる脂質代謝異常ということになるのかなと思います。もう少し勉強してみます。