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閑さや岩にしみ入る蝉の声
この芭蕉の句の蝉はニイニイゼミだったと言われているそうですが、もし鳴いてるのが蝉でなく秋の虫だったら、どういう句になっていたんでしょうか?
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セミとは違って、秋の虫はほぼ地面近くにいます。故に、鳴き声は降ってきません。降ってこないから染みこまない。逆に湧き出す感じになります。 かつ、セミのような圧倒的な声の持主はいません。さまざまな虫が一斉に、競うように鳴く。故に、静か(ほかの音がしない)とは感じられない。 かしましや岩をくだきて虫の声 例題の「閑さや岩にしみ入る蝉の声」をパクると、こんな感じ? (^_^;; ちなみに、「虫」が「秋」の季語であります。 余談ですが、近頃のコオロギの声は大きい(外来種?)です。なので、あえて1種類、なんの虫?ということなら、コオロギと言いたいところです。
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- nagata2017
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この句を読み返してみると しずかさや・・・ 雨のように降り注ぐのではなく 1匹が鳴きはじめたという状況でしょうか。 立石寺は別名 山寺と呼ばれる 険しい岩山に立てられた寺。標高415m 閑さや お前も一人か 虫の声 虫は雌を求めて鳴いています。 こんな岩山には相手はいないよ。麓の草むらに行けばいいのに。
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nagata2017さんの句を読んで、後京極摂政前太政大臣が詠んだ「きりぎりす (コオロギ)」の歌を思い出しました。秋は寂しい季節ですね。 ありがとうございました。
- SPS700
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虫すだく 夕べのバッソ コンティヌオ 「声」と聞き 音と聞かない ありがたさ すずみ台 もう要らないと 虫の声
お礼
前衛的作品をありがとうございます。 「夕べ」の字形が非常にカタカナに近い。そこからカタカナ語に繋げていくあたりはさすがです。
- Biolinguist
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秋の虫が鳴くとすれば、早くても夕暮れ時。 たとえ帰り道だったとしても、そんな遅い時間にあの山寺にいるとは考えにくい。 階段を踏み外したら、たいへんだ。 そんな危ないことを曽良など周りの人間が許すはずがない。 したがって、残念ながら、山寺で虫の音を聞くことはなかったと思う。
お礼
つい最近、芭蕉忍者説に関する記述を読んでました。 Biolinguistさんの説のギャップが大きすぎて思わず笑ってしまいましたが、回答ありがとうございました。
お礼
近年アオマツムシという樹上性の外来種が蔓延っているようですが、当時はそんなものはいない。原作を忠実にパクられたと感心しました。 ありがとうございました。