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相手の精神状態を知るための目の動きと距離
- 相手の目の動きで精神状態を判断できる距離について科学的な根拠を探しています。
- 裁判で証人が相手の目の動きが挙動不審であったと証言していますが、距離が15メートル以上離れていたため、その証言の信憑性に疑念があります。
- 相手が背中を向けていたため、目の動きを見ることは難しいですが、一部の動きが確認できる可能性もあります。
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裁判で使用するエビデンスとなると精緻なデータが好ましいと思いますが、科学的であっても視力と距離の単純な計算式などを根拠としたロジックだけでは納得感が得られにくいように感じます。また、仮に視力0.9の人物であっても相手を見た環境が、晴天の陽光の元か、夕暮れか、夜間かで見える見えないの確実な根拠に精査が必要となりますね。 以下のページが参考になるように思いましたのでご紹介します。 演劇や劇場で使用するオペラグラスのメーカーのサイトで、国内のメジャーな劇場(宝塚大劇場、東京宝塚劇場、帝国劇場、オリックス劇場、シアターオーブ、梅田芸術劇場、四季劇場、歌舞伎座)などの座席がステージから何メートルを基準と考えて設計されているかという記述があります。 ■ 見え方の違い(劇・ミュージカル・歌舞伎編) https://bino.hinode-opt.jp/column/miekata.html 結論では、全ての座席はステージから25m以内に収まるというもので、理由は、当たり前ですが、演者の表情が視認できなくなる席は意味が無い=売れないということです。 さらに以下の記述は参考になりそうです。 ----- 『視覚系の情報処理』という学術書によれば、多くの場合12m以上はなれると人の表情がわかりづらくなってくるとか。それはそのまま双眼鏡がほしくなる距離と言えるかもしれません。 つまり観劇の場合、多くの人は15~25mの距離から双眼鏡を使うのではないでしょうか。 ----- "観劇であれば15m以上では双眼鏡が無いと演者の表情を認識し辛い"ということですが、『視覚系の情報処理』という学術書では、"多くの場合12m以上離れると人の表情が分かりづらくなってくる"とあります。 人間は眼に入る光を情報処理しています。視力0.9の人物が見えるか見えないかという議論のポイントに、この書籍からの引用をされるとエビデンスとしての説得力があるように思われます。 ■ 眼はなにを見ているか―視覚系の情報処理 (平凡社 自然叢書) https://www.amazon.co.jp/%E7%9C%BC%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%AB%E3%82%92%E8%A6%8B%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%8B%E2%80%95%E8%A6%96%E8%A6%9A%E7%B3%BB%E3%81%AE%E6%83%85%E5%A0%B1%E5%87%A6%E7%90%86-%E5%B9%B3%E5%87%A1%E7%A4%BE-%E8%87%AA%E7%84%B6%E5%8F%A2%E6%9B%B8-%E6%B1%A0%E7%94%B0-%E5%85%89%E7%94%B7/dp/4582546080 ===== 一方で、以下のページの解説も論理的で説得力がありますのでご紹介します。会議室やホールでスクリーンに投影する文字の適正なサイズを計算しているサイトです。 ■ 表示距離と文字の大きさの関係 http://www5e.biglobe.ne.jp/~tzq/sai_caps/library/lb7/lb7.html 例:視力0.9の人が、15mの場所で読める最低文字サイズは? 正に今必要とされているであろう視力と距離での計算例があり、結論では「25cmの大きさの文字は認識できる」とあります。故に、日本人の黒目の平均サイズ直径11mm ~ 12mmを、視力0.9の人物が15m離れた箇所から識別することはそもそも不可能であると結論付けられそうです。 ご参考になりましたら。
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- g27anato
- ベストアンサー率29% (1166/3945)
当事者の視力によります。 個人的な経験からなんですが、 視力0.7以上で距離20メートル程度でも、両眼なら感覚的に捉えるのは可能かと思います。 15メートルで0.9両眼なら見えるだろうと思います。 (ただし、見る側も見られる側も両眼が条件です。 片眼では方向感を捉えるのが難しい筈です。) 検証事例は調べたことが無いので不明ですが、 複数場面を想定して複数人数での実験を重ねることで、検証は可能かと思います。 …以下は個人的意見ですが、 眼球の動きだけを根拠に「挙動不審」とする表現では具体性に欠けるかと思います。 当事者同士が互いに相手の目を見た時に限り、感覚的に「見た」「見られた」と捉えるのが可能だという程度のものです。 周囲の状況に気を奪われる場合などは眼球の動きが不規則となり、 ある程度の距離がある場合には、その意図せぬ不規則な眼球の動きが挙動不審と写る可能性は否めず、それだけを根拠に断言はできない筈です。 …実際の検証事例は不明でも、 以上のような論理的検証も可能なのではないでしょうか。 ただし、素人の個人がいくら論理的に反論しても、関係者の理解を得るのは難しいかと思います。 …専門家の証言が必要な事態なのではないでしょうか。 …以上個人的意見ではありますが、参考程度にでもなれば幸いと思い、投稿してみました。
お礼
ありがとうございました。今回は先に回答頂いた方をベストアンサーに選ばせて頂きましたが、あなたのお答えもとても参考になりました。
お礼
詳しくお答え頂きありがとうございました。とても参考になりました。