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閑さや岩にしみ入る蝉の声
この芭蕉の句の蝉はニイニイゼミだったと言われているそうですが、もしこれが違う種類の蝉だったら、どういう句になっていたんでしょうか?
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ジージーと 言うな 昔は若かった 天ぷらに揚げて 美味しい アブラゼミ
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- ichikawa2017
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>もしこれが違う種類の蝉だったら、どういう句になっていたんでしょうか? 芭蕉がよむのであれば蝉の種類は問いませんのでニイニイセミ以外の蝉でも同じ句になります。 この句は蝉の鳴き声やその場の情景を詠った句ではありません。 蝉の鳴き声や情景を歌ったのであれば蝉の鳴き声がするのに閑かであるはずがありません。 禅というか仏教思想に基づいて詠まれた句です。 閑かなのは周囲ではなく芭蕉自身のこころです。 参考 「閑かさや」の句に秘められた真実 | NHKテキストビュー http://textview.jp/post/hobby/10048 抜粋 芭蕉は山寺の山上に立ち、眼下にうねる緑の大地を見わたした。頭上には梅雨明けの大空がはてしなくつづいています。そこで蝉の声を聞いているうちに芭蕉は広大な天地に満ちる「閑さ」を感じとった。 本文の「佳景寂寞として」、あたりの美しい景色はただひっそりと静まりかえって、とはそういう意味です。 このように「閑さ」とは現実の静けさではなく、現実のかなたに広がる天地の、いいかえると宇宙の「閑さ」なのです。 梅雨の雲が吹きはらわれて夏の青空が広がるように、突然、蝉の鳴きしきる現実の向こうから深閑と静まりかえる宇宙が姿を現わしたというわけです。
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仏教思想に真っ向から立ち向かい、それでいて抹香くささを微塵も感じさせない句ですね。
- fujic-1990
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岩肌に朝露置くやセミの声 季語は「朝露」で「秋」です。秋のセミならニイニイゼミではなく、「つくつくぼうし(秋の季語)」だろう、と言ってもらいたいわけです。 夏のセミのやかましい声とひきくらべてツクツクボウシ(秋)の声は、それが原因で岩肌に朝露が結ばれるかのように、静かに岩の上にふりそそいでいるよ と感じた という心なのですが。
お礼
この句はヒグラシの句としても通用しそうですね。
- ponyo7
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蝉も長年鳴くとセミプロに。
お礼
長年・・・でも彼らに来年無いのがツラいですね。
暑いのに元気がいいねセミの声 かな(^-^;
お礼
「暑いのに」ってことは暑さが苦手な種のセミの句ですね。
- nagata2017
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やかましや 岩もふるえる 蝉の声 アブラゼミ
お礼
岩もふるえるってとこにいわゆる擬人法のうまさを感じました。
- tzd78886
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わざわざ詩に詠まないと思いますが。アブラゼミもミンミンゼミもクマゼミもツクツクボウシもふさわしくないです。ヒグラシならそのままいけるような気もします。
お礼
最小のチッチゼミはどうでしょう?
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
ミンミンと 耳に飛び込む蝉の声
お礼
17文字中「ミ」が5回も現れるミゴトな句ですね。
お礼
アブラゼミは矢張アブラがのってて美味しいのでしょうか
補足
>ジージーと 言うな 昔は若かった これは現実の若さを詠った句ではありません。 若いのは作者ではなく作者自身の心の若さです。 言い換えると現実のかなたに広がる永遠の若さです。 と勝手に解釈し、3句作られたSPS700さんをBAとします。 ありがとうございました。