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ドイツ語で台詞を
ミステリ系の二次小説でキャラに「事件の始まりだな」的な事を言わせたいのですが、ドイツ語だとどういう文になりますか? 使う状況は、事件が起きて悲鳴が聞こえてきたタイミングです。
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難しいですね。 「起きてほしくなかった」という気持ちが入っているなら、 単に「始まる」「始まった」ではなく、 「始まらなければならないのか」というニュアンスを出すために、 「~しなければならない」を表す助動詞を加えた方がよさそうです。 Nun muss der Fall doch unbedingt anfangen! ヌーン・ムス・デア・ファル・ドッホ・ウンベディンクト・アンファンゲン! 直訳:いまや事件はやっぱりどうしても始まらなければならないのだ 意訳:事件は始まってしまうんだな 「doch ドッホ」は、「(意に反して)やはり」というニュアンスが出ます。 あるいは、「始まる」ということを、 漫画ですでに読んでいる話が「現実になる」と言い換えてもよければ、 Nun muss der Fall doch wirklich real werden! ヌーン・ムス・デア・ファル・ドッホ・ヴィルクリッヒ・レアール・ヴェルデン! 直訳:ついに事件は、やっぱり本当に現実のものにならなければいけないのか 意訳:これで事件はもう現実になってしまうんだな あるいは、「事件が始まる」という文から遠い創作になりますが、 こういう状況で考えられる「セリフ」の一案として、 Jetzt bin ich in den Fall verstrickt und muss doch alles miterleben! イェッツト・ビン・イッヒ・イン・デン・ファル・フェアシュトリックト・ウント・ムス・ドッホ・アレス・ミットエアレーベン! 直訳:いま私は事件に巻き込まれ、すべてを一緒に体験しなければならない (かなりの)意訳:これで巻き込まれてしまったからもう逃れられないな 「できれば起きてほしくない」という気持ちを、 自問という疑問文の形で表す手もあります。 Muss der Fall doch wirklich geschehen? ムス・デア・ファル・ドッホ・ヴィルクリッヒ・ゲシェーエン? 直訳:事件はやっぱり本当に起きなければいけないのか? 意訳:事件は本当には起きてほしくはないんだがな ドイツ語ネイティブの作家なら、また全く別の表現を思いつくだろうと思います。 100%自然なセリフになっているかどうかわかりませんが、 意味としては、どれもこの状況にはまるとは思います。 どれが一番お勧めかは、前後の文をある程度広範囲に読まないと判断できませんので。 迷うようでしたら、最初の文にしてください。
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- Tastenkasten_
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いろいろ頭をひねって回答No.4を書いたのですが、 悲鳴が聞こえた直後のセリフということを忘れていました。 ドイツ語だと、やはり感嘆詞でのリアクションが入った方がよさそうなので、 もう一つだけ作っておきます。 Ach nein, der Fall hat schon wirklich angefangen! アッハ・ナイン、デア・ファル・ハット・ショーン・ヴィルクリッヒ・アンゲファンゲン! ああまずい、事件はもう本当に始まってしまった
- Tastenkasten_
- ベストアンサー率98% (339/345)
補足コメント拝見しました。 ごく普通の推理小説の発想で書いていたので、 こういう設定は予想していませんでした。 先の回答に書いた三つのセリフは適切ではありません。 そのセリフを言う人物本人が直接解明に係わる探偵ではなく、 あらかじめ漫画で読んで成り行きを知っており、 客観的に見ているだけ(傍観ということでしょうか?)のようなので、 「事件の始まり」という言い方はできると思います。 「事件」を意味するドイツ語 Fall も、 推理小説関係のドイツ語の記事で確認したところ、 殺人などの犯罪行為そのものだけでなく、 探偵や刑事が捜査、解明していく経過も含めて表せる語だとわかりましたので、 そのまま使ってもよいでしょう。たとえば、 Nun fängt der Fall richtig an! ヌーン・フェンクト・デア・ファル・リヒティヒ・アン (いまや事件は本当に始まる) 少し違う言い方で、 Das ist also der Anfang des Falls! ダス・イスト・アルゾー・デア・アンファング・デス・ファルス (なるほどこれが事件の始まりだ) 推理物を客観的に読んでいる感覚で考えるなら、 「事件」の代わりに「推理物」を主語にしてしまうという発想もあります。 Jetzt geht der Krimi wirklich los! イェッツト・ゲート・デア・クリミ・ヴィルクリッヒ・ロース (さあ、推理物がほんとに始まるぞ) 「嗚呼始まってしまったな」と書いてありますが、 現実のものになってほしくはなかった、という気持ちがそこに入っているなら、 また別の表現をしなければならないかもしれません。
補足
詳しくありがとうございます! 補足ですが、最後に書いてある様にそのキャラは「ストーリーの為には必要だが、本音を言えば現実になってほしくなかった」という心情なので、それをにおわせる表現がいいです。
- Tastenkasten_
- ベストアンサー率98% (339/345)
一見簡単なように思われるかもしれませんが、 状況がもう少し詳しくわからないと、 セリフとして適切な言い回しが考えられません。 ミステリというのは、推理小説ということでよいのでしょうか。 オカルト、ホラーとなると、また話は違ってしまいます。 それから、日本語の表現というのは時にあいまいで、 「事件の始まりだな」というだけだと、意味が定まりません。 たとえば、連続殺人の予告があって、 ついにその最初の犠牲者が出たという場合、 つまり、これから先も事件が起こり続けることがわかっていて、 その始まり、という意味にも取れますし、 あるいは、事件は一つだけですでに起きてしまっており、 刑事や探偵が、これから事件の解決に乗り出す、 そういう「われわれの仕事の始まり」という意味にも取れなくはありません。 そのどちらかによって、セリフは当然変わります。 ドイツ語の推理小説などでは、殺人事件などの「事件」は、 Fall を使うことが多いです。 「始まる」は、口語では anfangen のほうが多いです。 beginnen (過去形:begann)はややフォーマルな言い方。 また、日常会話では過去形より現在完了形が圧倒的に多く使われます。 Begann は過去形ですし、これだけだと主語もないので、 何のことかわからず、セリフとしてはあり得ません。 ドイツ語はそんなに簡単ではないですよ。 しかし、Fall と anfangen の2語を組み合わせたとしても、 これはむしろ客観的な説明として、 地の文の中や、読者の立場からの解説で使う言い方のようになり、 この状況でのセリフには合いません。 和独辞典で「事件」を引くと、いくつかのドイツ語の単語が出てきますが、 この状況での「セリフ」としてはどれも合わないでしょう。 これから先も事件が起こり続ける、という意味での「始まり」を「セリフとして」言うなら、 「事件 Fall」ではなく「犯罪 Verbrechen」などの語を主語にした方が自然と思います。 また、今この瞬間に悲鳴が聞こえて、 「ここから始まる」という状況に直面しているのなら、 過去形も現在完了形も使わず、現在形にした方がセリフとしては自然かもしれません。 Nun fängt ein Verbrechen an! ヌーン・フェンクト・アイン・フェアブレッヒェン・アン (いよいよ悪事が始まる) もちろん、ほかにも考えられるセリフはいくらでもあります。 前後の文脈で、具体的な名詞を主語にしなくてもよい場合、 そして現在完了を使う表現にする場合は、 Jetzt hat es richtig angefangen! イェッツト・ハット・エス・リヒティヒ・アンゲファンゲン (いまそれは本当に始まった) のようにも言えますね。 2番目の解釈、つまり、登場人物が事件解決の仕事を始める、 という意味に取るなら、Fall を使うことも考えられます。 実際に、いくつかのドイツ語の推理小説に出てくる言い方で、 Das ist jetzt unser Fall. ダス・イスト・イェッツト・ウンザー・ファル (これはいまやわれわれの事件だ) というセリフが意訳として使えるかもしれません。 いずれにしても、直訳した文というのは、 そのままでは使えないケースが非常に多いです。 ついでですが、私が回答できなかった5月の質問、 「ファイアーウォールを突破する」場合の「クリアー」について。 durchspielen(ドゥルヒシュピーレン)という語が回答にありましたが、 残念ながらこれは使えません。 spielen という語の意味は、楽器の演奏、 ゲームなどの遊び、スポーツのプレイなどで、 サッカーで相手のディフェンスを突破する場合や、 ゲームでのプレイでは使えても、 ファイアーウォールの突破という意味では使えません。 「私」を主語にして「すべてのファイアーウォールを突破した」という意味の文を書くなら、 Ich habe alle Firewalls durchbrochen.(突破した) Ich habe alle Firewalls überwunden.(乗り越えた) Ich habe alle Firewalls deaktiviert.(無効にした) などの言い方があり、ひとことで「突破した」と言うなら、 Durchbrochen! ドゥルヒブロッヘン (注:この場合、Durchgebrochen は誤り) でもよいと思いますが、ドイツ語の日常会話の感覚で言うと、 こういう場合にとっさに口を突いて出るのは、 Geschafft! ゲシャッフト(やった!) という言葉です。これなら、「クリアー」と言うのとほとんど違いはありません。
補足
成程……詳しくありがとうございます。 詳細を言うと、 推理系のミステリで、この台詞を言うキャラは元々漫画の読者だったのがその漫画によく似た世界線に放り込まれたキャラで、事件が起きる事も何が起こるかも大体理解しているキャラです。 今回の事件は一つ(死体発見から真相を解明して推理ショーが終わった後迄を一つと考えて)で、悲鳴を聞いて死体の場所に探偵達が駆けつけるのを一歩引いた後ろで追いかけながら、探偵達に聞こえない様にボソッと言わせたい台詞です。 このキャラは読者だった為に探偵達とは違って客観的に事件を見ており、嗚呼始まってしまったなという感じの事を考えながら台詞を言う場面です。
- hue2011
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ドイツ語は極めて簡単です。 Begann でいいでしょう。 余計なことを付け加える必要はありません。 日常会話と哲学議論の差もない言語ですから。
お礼
質問とずれていたので選びませんでした。 ですが回答ありがとうございました。
お礼
色々教えてくださりありがとうございます! 沢山あって悩みますが、わかりやすいこの回答の一番目にしようと思います。 様々な表現や別の質問の事まで答えてくださり本当にありがとうございました! 色んな事を書いてくださったので、せっかくだから他の台詞もまた別の奴で使わせていただきたいと思います。