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デジタル血圧計の誤差について!
以前まで11年間、血圧測定に水銀血圧計を使っていました。 最近になって簡単に計測できる目的で、上腕に巻くデジタル血圧計を使ってます。 しかし、このデジタルって一回目、二回目の誤差が非常に大きいんです。20位あります。 水銀の場合は、そんなになくせいぜい10程度です。 このデジタル血圧計ってそもそも誤差が大きいのでしょうか? これでは正確な数値が把握できません。 血圧は常に変動するのはわかりますが2回目で20も違うのはどうにも疑問です。 それに水銀での誤差はそれ程の違いがないというもの、デジタル値を疑う要因の一つです。 このデジタル血圧計についてお詳しい方が居られましたら、ご見解をお願い致します。
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- hue2011
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No.1なんですが、どうも全然信用されていませんけど、私は血圧計の開発側にいる人間なんですよ。 医師が血圧を測るときの説明からしますけど、聴診器を血管にあてて、どくどくどく、という脈の音を聞くんですね。そのとき血圧が、その付近の腕にまかれた帯の値を表示しています。この原理は「共鳴」で、200ぐらいまで上げてだんだんおろしていくと、2つの場所でどく、どく、という音が強くなる場所があるんです。これは腕に巻いた帯の圧力と横にある測定器の圧力が共鳴したということになります。 そのつよくなった場所が、収縮期と解放期の血圧になるという原理です。 これを、医師不在で勝手に報告する機能にしたものが自動血圧機です。当然ですけど、帯と水銀柱の圧力が強くなった場所を判定するには、圧力差を検出する必要があります。圧力が大きい場所を測ればいいんですね。 大きければ何の批判もなく、そこが血圧感知点とみなしますね。 だけど、そこは極大値なんですか。そもそも、どこを極大点とみなしましたか。 そこが水銀血圧計の判断機能の致命的なところなんです。 あ、ちょっと言っておきますが、水銀血圧計も一応デジタル血圧計ですよ。表示は数字で出るでしょう。 以後、あなたが敵視しているのを、電子血圧計と呼ばせてください。 電子血圧計はどういう考えをするかというと、圧力差をみようとするのは別に変わりませんが、カーブを見ているのです。単に大きく共鳴しているというのではなく、急に圧力共鳴が上がり、急に共鳴が下がる場所を見つけた場合すぐに上の血圧だと考えるのではなく、その共鳴が下がる場所まで逐一データを監視します。 実は、収縮期と拡散期ではカーブの形が違うんですよ。ですから、たとえばはじめてであったカーブが異常と考えたらなにをするかというと、いきなり帯の圧力をあげます。一番最初は180ぐらいから始めた試験をチャラにし、230ぐらいまで上げてからやり直します。相手がものすごい高血圧かの可能性を確かめるためです。もしもこれでも納得がいかなければ再度もっと上げた圧力から始めます。 こういうのが予測ロジックです。危ないカーブなんかをデータにはしません。 明確に上のデータと思われるものをキャッチできたら穏やかに落としていって下のデータを探ろうとします。 実はこれはきわめて医師に近いやり方で、経験豊かな医師の場合はちょっとした聴こえ方でもう一度圧をあげ観察をします。 水銀デジタル血圧計は、共鳴がおおきいところを発見したらこれだと思いますから、所詮キカイなんでしかたはないけどその分現実とのぶれは起こりえます。 さて電子血圧計ですが、このようなアグレッシブな測定をしますから、測る都度データは変わります。データのおおむねピーク場所を見るのではなくカーブを見ていますから。 医師でもそうですけど、ちょっと怪しいなと思ったら「一度深呼吸してください」と言うはずです。たまたま引き当てたデータが病状を示しているかどうか断定はできません。また、血圧測るなんていうとちょっと緊張をしますから、普段より高めになったりしますので、おちついてくれということです。 全速力で坂をのぼったときの血圧なんて健康を示しているとは言えませんから、落ち着く必要があります。そこまでひどいことはないとしても、病院に来てるんだとかいう緊張はあり得ますから、もう一度、です。 で、医師が測っても2度測り3度測りすると値はどんどん変わります。これが生身の人間なんです。 電子血圧計に何度も測れと書いていないじゃないかといったって当たりまえです。 内科医に「この人は2度3度血圧測る人じゃありません」なんて札はぶら下げてませんが、発作の時なんかは1時間に2度ずつ1日に10回測ったりします。 佐藤愛子さんの随筆に書いてありますが、電子血圧計で測ると気に入らない血圧になることがある。そこで深呼吸したり水飲んだりして何度も測っていると気に入るデータが出てくるから、それを血圧記録に書いて医師に出すんだと。医師は「おちついてますね」と満足そうにするんで、人を喜ばせてうれしいと。 彼女はおどけてお笑いのように書いていますが、これは何を言っているかと言うと、血圧なんて自分の意思と訓練で制御できるという話なんですね。 そういうことをするのに、せめて診察室で医師がやってくれる程度に敏感なデータ変化を教えてくれ、自分の健康に役立つデバイスを選んだほうがいいと思いますけど、単に電子血圧計が変だという話でおさめたいための質問だったのですか。
- y-y-y
- ベストアンサー率44% (3099/6965)
No.1のかたが、詳細に回答していますが、私の回答は、経験からです。 私は、十数年、家庭用のデジタル式血圧計を使ってきました。 腕を通すタイプ、上腕の巻くタイプ、手首に巻くタイプの3種類です。 朝トイレのあとに座って測定、夜は風呂のあとにしばらく体を休めてから座って測定しています。 そのうちの、上腕を巻くタイプの血圧記録だけを、十数年間続けています。 (体重計もデジタル計2つで測定して、7種類の各種数値が出ますが、片方の1つの体重計の記録もしています) それぞれの3つの血圧計を、1~2分時間差でだんだんと測定していくと(同時測定で無い)、メーカによっても機種によっても、また、体制(寝ているか、座っているか)や、心理的や、排便排尿の有無によっても、血圧数値が20くらい違います。 排便排尿の有無とは、トイレに行きたい時の測定と、トイレ後の測定も違います。 また、心配事や心理的な同様することがあったり、テレビを見るために振り返っだけでも、数値が10くらいは違います。 測定していない片方の腕を上げただけても、血圧数値が違います。 (聞いた話では、左と右とでも、血圧数値が違うらしい?。理由は、心臓付近での左と右の腕に行く血管の形状が、地極端に違うためらしい。確か、左の腕へ行く血管が急カーブ?) 血圧数値が高い時など、腕の巻き方を変えたり、しばらく深呼吸をしたりしても、数値が20くらい下がります。 そして、この3機種とも、途中で故障で買い換えもしましたが、メーカや機種が違うと数値が10くらい違っています。 つまり、言いたいことは、測定条件・時刻などを同じにして記録をしてください。 数値がその時々で変化しても、緊急時で無ければ、過去との数値の増減を参考にしましょう。
お礼
これだけ色んな経験をなさっている方なら解るとおもいますが・・ 血圧ってその場で3回測定しても20も差はでないですよ。(水銀) 勿論、あなたが言っているようにちょっとした仕草や、心理的なことで上昇するの私も経験しています。 けど、3回測定する間(70秒程度)に仕草や、心理が変らないですよ。あなたは1~2分ってありますが時間を置きすぎですよ。 2分もあればいろんこと考えますからね! 通常、3回測定に20も差はないです。(水銀) だからデジタルっておかしいんじゃないのって質問しているんです。 150って出た後に170って、15秒程の間にそんな変化ないですよ。 まあ、この議論は人の体質よって変わるので答えはでないでしょう。 ただ、統計学的に皆様のご意見をお聞かせ頂ければと思う次第です。
- hue2011
- ベストアンサー率38% (2801/7249)
デジタル血圧計は「予測ロジック」を使うんです。 たとえば脈拍を知りたいとき、指先に血管をさわらせてど、ど、ど、というのを15秒ほど数で数えて判断しますね。20数えられたら脈拍は80と考えますね。 1分ずっとはかっていると触りすぎで脈が速くなったりしますから。 こういう考え方が予測ロジックです。 心電図を見てもらえばわかりますけど、実際には血圧の変動はめまぐるしく起きています。命にかかわりはしませんけど。 見ている時刻付近にとったデータで全体を判断しようとする予測ロジックで表示をするデバイスは、測るたびに数字が変わるのは当たり前で、それが感度が高いということなんです。 水銀はどよんとした液体ですから、感度が悪いです。というか、粒度が粗い。自分がおちついた場所の圧力を、計測しているものの圧力だとするわけです。 これは、地震があったところのいちばん近場の震度計の数字を見て地震を判断するのと同じです。その震度計自体は直下激震にはおそわれていないわけです。 デジタル血圧計は、細かな時刻で起きた変動をもとに予測してデータを表示しますので、ポイントポイントで正しいのかといわれると困ります(これは水銀血圧計でも同じです。水銀血圧計がどのポイントでもずれているというようなことはデジタルにはないですが) ですから、デジタル血圧計の場合は、数回測定するのがルールです。どうかすると20ぐらいは変動します。それは誤差なんではなく、その瞬間に予測したデータなんです。 特に血圧の場合、短い時間内の変動が大きいと何かの危険があるということを知らせているのです。二つ値がありますが、上のほうの値ではなく下の値の変動が大きい場合は心臓機能になにかがあるかもしれません。弁膜症とか、心房細動などです。 そういうことを正確にアラームしてくれるのがデジタル血圧計の最も役立つことです。 最後にひとつ言いますが、いくらデジタルと言ってもたとえば公民館だとかにおいてあってただで測ってくれるような血圧計は信頼しないほうがいい。何百人にも毎日つかわれていてメンテナンスをしていませんから、チューブがつまっていたりしてろくでもないデータがでて来る可能性があります。
お礼
1 予測ロジックの件信じがたいです。 デジタルの測定が超早いわけじゃないです。測定時間は水銀と同じです。 2 >測るたびに数字が変わるのは当たり前で、それが感度が高いということなんです。 感度が高いのか、感度が悪くて乱高下するのか科学的根拠はないでしょ。 3 >デジタル血圧計の場合は、数回測定するのがルールです。 これれも信じがたいです。だって、説明書にそんなこと書いてないからね・・
お礼
>No.1なんですが、どうも全然信用されていませんけど、私は血圧計の開発側にいる人間なんですよ。 どのような証拠で信用したらいいんですか?証拠がないので以下は拝読してません。