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プラトンの恋愛観について

プラトンの恋愛観 エロースの話で、 ・相手を自分のものにしたいという欲求(一体化することで完全体になる) ・恋には暴力性が伴うこと ・これらは幻想であり、いつかは醒める これらに内容が関係している物語、詩、歌など思いつくものはありますか? ほんの一部分でもいいので、意見が欲しいです。

みんなの回答

  • Nakay702
  • ベストアンサー率79% (10007/12518)
回答No.1

お尋ねの内容に十分添えるかどうか不安ですが、以下のとおりお答えします。 「エロス」は、ギリシャ語の動詞eran「(自分のために)熱狂的に求め、愛する」を語源とし、「愛、特に、性的な愛」を意味する。それにちなんで、ギリシャ神話の「エロス」は、「愛の神の名」として使われていた。しかし、プラトンは、この語に本来の性的な意味を剥ぎ取って、哲学の用語として用いた(→『饗宴』)。 『饗宴』:演劇の競演で優勝したことを祝う饗宴に当時のインテリが集まった。話がエロス賛美の演説になった。そこで、ソクラテスはこう説いた。「エロスは、富の神と貧の神との間に生まれた中間神で、知と無知との中間者であり、たえず知を求め美を求めていく。美は肉体に現われて心へと移り、知識に表出する。そして、最高の美は、美そのものの形象にあり、それを追求するのがエロスである」と。この考え方はいろいろな方面に、例えば、キリスト教に大きな影響を与えたという。 旧約聖書『雅歌』:愛をめぐっていろいろな状況が描かれるが、そのうちの基本軸の1つは、若い乙女が恋人を得て、性の快楽に目覚めていく。(聖書にこのような内容の文学的作品が盛り込まれているとは驚きですね。) 以上のほかに、ソクラテスとプラトンのエロス観と同じものが、例えば、ヒンズー教の『カーマとスートラ』、オウィディウスの『恋愛術』、アプレウスの『黄金の驢馬』などに見ることができる。

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質問者

お礼

専門的な内容まで掘り下げきれていなかったのでとても参考になりました! ありがとうございます。

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